田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

昔、中国製品が溢れる前

2019年01月23日 | 日記
 1980年頃、今でいう中華製品全盛以前、東南アジア製品が驚くほど安い価格で日本を席巻した。それを『ニックス』?『NICS』?とか言われていたのを記憶している。
 
 『NICS』をネットで探したら、1970年代の石油危機後の世界的な経済の低成長の中にあって、急速な経済成長を続ける発展途上国をいう、とあった。中国も含んでいたのかもしれないが、フィリピン、マレーシアと思っていた。
 
 私が住む近くに、NICS商品だけを扱うスーパーができた。安かったのは単純な電化製品だったが、一度だけしか行けなかったほど、店じまいが早かった。
 
 その後、同様な商品を扱う中華製品が洪水のように押し寄せた。当時さかんに言われた『デフレ・スパイラル』の意味も分からず、大安売りに大いに喜んだものだった。
 
 その頃の日本は環境に重点が置かれはじめ、今まで当然のように使われた、多くの農薬や薬品が禁止された。使えなくなりそうな薬品が輸出されていたと知ったのはずいぶん後だった。それまでは殺虫剤に使われたクロルデンがアッという間に危険薬品、いまなら大騒ぎ間違いなし。
 
 禁止された農薬をたっぷり浴びた食品に危うさを感じ始めたのはその頃だった。私達安物買いは、すでに口にした後だから、長生きはできないと思った。
 
 それからのスーパーでは、産地を確かめるようになったが、完全には信じられなく「騙されても良いや」と投げやりになった。だが、防御策として、決して安すぎる食品は買わなくなった。また外食は極力しなくなった。利益を求め、産地偽装をすれば、大きな痛手を被る大手スーパーを利用するようになったのもその頃である。買い物で得た知識と読んだ記事が妙に合致した。
◆ピーナッツ(大粒落花生) ◆枝豆 ◆しいたけ ◆えび(冷凍)
は、好きだったが怖くて食べなくなった食品でもある。

 肌にも触れない冬物のライトダウンだが、タグにMADE IN VIETNAMとあり、変な安心感がある。変だがそう思ってしまう。