田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

大相撲・・残念ッス

2017年11月16日 | 日記
 相撲ファンの私達夫婦は意気消沈しています。当然、力士はたくさん食べ、たくさん飲むことは想像できます。でも、私らのように、酔って暴れたり、前後不覚で迷惑をかけることがない紳士であり、武士だと思いたいのです。だからこそ、髷と大銀杏と袴が似合うのです。
 
 小柄な横綱日馬富士、先場所の優勝は驚きとともに、不屈の精神に感服しました。地面に接するような仕切りは、極限まで鍛錬された肉体の成せる技です。
 
 大相撲には同部屋対決はありません。その昔は同門対決さえも無かったと聞きました。理由は、八百長疑惑が起きないようにするためです。しかし、意図しなくとも、情が湧いて勝ちを譲ることが、八百長や無気力相撲と断ずることができるでしょうか。
 
 個人的な試合ならば戦わぬ勝負もあるでしょうが、興行試合ならば、せめて情が湧かぬように、同門対決を排していると思うのです。遠く離れた異郷の地で戦うモンゴル力士であろうとも、現役である間は飲み食いしたり、テレビでおちゃらける仲間意識は捨てなければなりません。
 
 7月の名古屋場所、名古屋市体育館に到着した、力士魁聖関を間近で見ました。見上げるような巨漢で、道を譲り、思わず拍手をしてしまう風格を感じました。その時は十両一枚目でしたが、これが横綱だったら、そのオーラは計り知れません。
 
 私は力士から、風格、伊達、粋、清々しさ、神々しさを学びます。弟弟子に至っては、背中を見て学ぶでしょう。話して教え学ばせたり、殴って教えるより、己の姿で見本を示して欲しかったと思うのです。残念です。
 
 覆水盆に返らず、日馬富士関の取り返しは効きませんが、彼なりの身の処し方を見つめようと思う私です。返す返す残念です。