田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

全て偽ニュースだ

2017年02月10日 | 日記
 都合の悪いことは間違いや嘘であって欲しいと思うのは当たり前。これだけネット情報が多くなると都合の良い記事だけを読みたくなるのもあたりまえ。だが仕事となるといったん中立の立場に身をおいて考えなければならぬ。さもないと偏ったものとなり、結局は依頼主のためにならぬ。
 
 かって情報が今より乏しい時代、情報源は書籍であった。月刊誌を買い読み漁り、記憶にとどめようとした。しかしとても憶えられなかった。せめて「何年の何月ころ」の書籍とさえ分かればよかった。勤めていた会社は月刊誌を合冊して製本した。書棚が会議室まで侵蝕、会社を辞めてからもたびたび利用させてもらった。
 
 コンピュータの発達で、情報の分類を始めた。仕事の合間に蓄えた情報カードを手作業で入力した。おおよそ半分ほど入力した頃、世の中はWindows時代になった。悲しいかなDOSは時代遅れになった。
 
 コンピュータの記憶媒体は爆発的に進歩し、1メガバイトに文字情報なら数千ページが記憶できた。検索の技術は人の知力の及ばない域に達した。私の記憶も、手作業の分類も、無駄な試みだった。
 
 情報は多くなったが仕事の質は下がった。誤りが多いのである。今までなら途中で気づきそうな誤りがいつまでもデータに残り、最終段階で発覚し後戻りを余儀なくされる。その都度誤りの原因を探すのだが、情報が古かったり誤っている。数値を採用する者にとっては、ディスプレイや印刷物の情報、特に目上の者の発言は盲目的に信じてしまうものである。
 
 さて近頃、要職にある人が『大手のマスコミをフェイクと断罪』し偏った情報のみを発信することが、それほど悪いことではないことを発信しているような気がしてならない。もう少し謙虚にならねばならない。