定年 最後の勤務

　昨日の妻は定年最後の勤務日でした。私は歯科の帰り、ケーキを二つ買いました。６時を回った頃、大きな荷物を抱えた妻が帰宅。数日前までに店内挨拶は済ませたそうですが、なんといっても二十数年同じ売場での勤務は珍しいらしく、日頃はお付き合いの少ない部署の男性上司からも挨拶をいただき、たいそう恐縮したそうです。
　
　懐かしい話が出るたびに、何度も涙が出たと興奮気味に話しました。また職場の同僚は、餞別と称してプレゼントを交換する習わし。妻は６月ころから修正テープ内臓の多色ボールペンを用意し、カードを添えて先月半ばで挨拶を終えていたそうです。昨日はチーフや庶務、思いもよらぬ上司の方々やお客様から挨拶とプレゼントが頂けたとかで、さっそくお返しに悩んでました。
　
　二人でささやかなパーティー、お寿司を頂きました。私からのケーキはとても喜んでくれました。オイラも食べましたが、甘すぎるケーキ、私は半分でギブアップしました。残りは妻が食べるそうです。
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　能力では決して優れているとは言えない妻ですが、人柄はとても良いと思います。プレゼントの品々を見ていますと、職場の人達、お客様にとても愛されていたと思うのでした。お疲れ様でした。おしまい。