田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

「御互い様」忘れたの?

2016年04月13日 | 日記
 今朝のニュースの特集『住民の反対で保育園建設中止』を見て、高齢者のわがままと無神経さに呆れ果て悲しくなった。どんな高齢者でも赤ちゃんの時代があり、父母は言うまでもなく祖父祖母、近所の人に可愛がられて育ったのです。忘れちゃったとしても、少し考えれば分かるけどねぇ。
 
 昔々、オイラの団地でも「団地内での幼稚園バスの乗降を止めてくれ」と幼稚園に直訴した高齢者がいました。それまでは往来の激しい団地入口の公道で乗降させていたのですが、住民の中から「あまりに危険、渋滞を招く」とのことで団地内道路に変わったのです。でもまさかの反対者がいるとは。
 
 反対の理由は「子供の声がうるさい」「私立幼稚園の利益のために、なぜ皆の土地である団地敷地を使うのか」と一方的で、的外れ意見でした。
 
 結局反対者は一人だけで、その他の人は「子どもの安全」「子どもは社会の宝」と団地内乗降に賛成でした。でも幼稚園側にしてみれば、一人でも反対する人がいたり、園まで乗り込むほどの意気込みには、きっと言えない理由があるのではないかと腰が引け、隣の一戸建て団地の公園に乗降場所を変えました。
 
 後々、この方の話題が噂になりました。噂ですから事の真偽はわかりません。その方はこの団地で子どもを育てた普通の主婦でした。子が育ち、夫に先立たれ、しばらくは子や孫が来ていたそうですが、ここ数年は訪れる人が無いそうです。
 
 親しかった人に「さみしい、子どもなんかいなかった方が良かった。このまま静かに死にたい」と語ったそうです。悲しい、少子高齢化をかいま見ました。きっとニュースの、建設中止になった保育園回りの住宅には、このような寂しい人が多いと思います。
 
 悲しいけれど、オイラの団地もそうなりつつあります。オイラは決してそうはならず、わがままを言わず辛抱します。イイヤイヤ、○っちゃん見てると、とてもそんな気になれないのが今の心境なのです。