田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

聞こえてくる英語・・・なぜ?英語だけ?

2015年09月25日 | 日記
 今どき珍しくないが、南隣のご夫婦は国際結婚だ。
今日の話題の前に、私が昔住んでいた公営アパートは、法律の変更で、全住戸の数%を外国人に開放することになった。私はちょうどその頃、今住んでいる分譲マンションに引っ越したのだが、すぐにアパートは、東アジアの人達が入居した。歓迎の気運が冷めやらぬうちに環境の変化が起こった。共有スペースに私物を置いたり、団地内道路が駐車違反にならぬことから、片側車線が駐車車両で占領された。わずか数%の住民変化だが、環境には如実に現れた。
 
 さて、現在居住のマンションの数年前の出来事。隣の棟の話題。家主からの賃貸で、外務省勤務の奥さんとアメリカ人のご夫婦が、二人目の産休制度を利用して、奥様の故郷の街の団地、ここへ入居した。奥様は乳児の子育て、ご主人は一人目の子の面倒を見る、実にイクメンパパであった。
 
 ハーフ少年は金髪巻き毛、青い目で、とても人なつっこい子だった。ある日の午後、会議のために隣の県まで出張、家の前で少年と初めて出会った。「コンニチワ、Hi」と言うと『Hi♪』と言って、私の後ろを小走りでついてきた。どこまでもついてくる気配を感じ、団地の出口で「Where are you going? 」と怪しげな英語で小声で尋ねると『オジサンはどこへ行くの』と綺麗な日本語で答えてくれた。「オジサンは仕事で○○へ行くよ。さ、お家へお帰りなさい」と言った。少年は少し不貞腐れて帰っていった。人懐こいのも良いが、少し不用心と思いながら電車に乗った。
 
 少年はとても可愛い、団地の外掃除では主婦たちのマスコットだった。なるほど、少年が団地の住人には無防備になるのが理解できた。
 
 以前住んでいた公営アパートに鳴り響いた、北京語か広東語、朝鮮語の喧騒を思い出しながら、距離にして数十メートルの地域で、真逆の対応を感じたのであった。
 
 今日(9月23日)南隣から、大声の英語が聞こえてくる。私でも理解できる英語だから、きっと子供さんの教育だろう。いつもは二人目の赤ちゃんの鳴き声と、母親の叱り声しか聞こえてこない。聞こえてくるのは教育英語だけ、なぜ普段の会話や人の気配が聞こえないのだ?。なぜなのだ???。英語は一つのステータスなの???。そんなことを思った。