田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

『7日でできる思考のダイエット』のカスタマーレビューが優れてる

2015年09月02日 | 仕事
投稿者 もしもしさん 全文コピペ 私の保存用に改行して清書しました。技術屋も似たようなものです。別の話ですが、尊敬してやまない先生を、あるTV司会者が「訳も解らぬ年寄りが・・」と言いました。この件はまた別日に書きます。もしもしさん代弁ありがとう!。
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 ネットで叩かれているようですが、事態はもっと深刻だとおもいます。何より、「グラフィックデザイン」という仕事自体への信頼を落とした罪は、とてつもなく大きいと思います。擁護していた人間が、信じられない。「仕事」あってのデザイナーです。「彼はいい人」?ふざけるな、です。真の人柄とは、「デザインの仕事」にこそ、出るものなはずです。

 全てのデザイナーが、こんなパクリ、というか、「雑な仕事」をしているわけではありません。精一杯、ギリギリの低予算と日夜の仕事の上にちょびっとだけ花が咲くような「地味」な仕事です。

 この「パクリ」は、むしろ「佐野研二郎」さん、「森本千絵」さん、「長嶋りかこ」さんら、大手代理店の実質・専属デザイナーだからこそ、必然的に起こりえました。(まだまだ他にもいますよ)一連のパクリは、「氷山の一角」に過ぎないのです。
 
 彼等は、零細のフリーランスや個人のデザイナーと違って、大手広告代理店・電通や博報堂とのパイプがあるため、黙ってても、とんでもない「大きな仕事」が降ってきます。サントリー、資生堂、TOYOTA、HONDA…そんな大企業はデンパクにしかできませんからね。

 それをチャチャっと、イメージソースを見つけ出し、Macでコピー&ペースト。下っ端のほぼアルバイトに近い低賃金アシスタントに、徹夜でとてつもない量の「アイデア」を出させ、その「手柄」を横領します。「横領」と「電通・博報堂・多摩美ムサビ」を中心とする「これがオシャレなんだぜ」という「自己顕示」が、彼等のいう「クリエイティブ」の正体です。これを私は「クリエイティヴ・ヤクザ連合」と呼んでおります。彼等に創造性は一ミクロンもありません。「芸能人」に好かれているから、成り立っていただけです。

 「ま、素人だしな、センスねえ・一般人なら、わかんねーだろ。」これが、彼等のいう「デザイナー感覚」なのでしょうか?。違います。真のデザイン感覚とは、「一般の人」にこそ、パッと「見るだけでわかるもの」だと私は思います。

 ちょっと心あるデザイナーたちは、みなこの人たちの「センス」の源泉・ソース元が「パクリ」であることにとっくに気付いていました。ただ、一般の人の目と耳に届かなかっただけなのです。圧倒的なお金と大人の事情があったからです。彼等は「デザイナー」というより、「中間搾取業者」さんという方が適切なのです。その一部始終の技術は、この本の「余白」にも書かれています。
 
 デザインに、本当はプロもアマもありません。だからこそ、デザインは過酷な仕事なんです。かえって、「素人」だからこそ、曇りのない目だからこそ、デザインの本当の良さがわかるし、ウソもバレるのです。

 国民の祭典である「オリンピック」に、あんな葬式か、安っぽいブランドのロゴのようなデザインを出してくるセンス。それに疑いもしないセンス。これが「プロのデザイナーの仕事」なのですかね?こんな「雑な仕事」が、止まることなく、まかり通ったのも、彼等を批判することが「タブー」だったからです。テレビ・新聞・ラジオという「メディア」の一番の資金源である「広告」を「美しく」作る方(パクリですけど…)なのですから。まるで、一連の騒動も、「頭の悪いネット民」の批判だから、などと、彼等側の人間は、主張するでしょう。
 
 いいえ、今回ばかりは、発見したのはネットの方々かもしれませんが、日夜真面目に働く「デザイナーたち」こそ、一番の被害者です。こんなズサンな人々と一緒にされたくない、とほとんどの方は主張するでしょう。そして、デザイナーこそ、こういう愚劣なクソデザイナーに怒りを感じるはずです。

 和田誠さん、田中一光さん、亀倉雄策さん、横尾忠則さん等、デザイナーがスターだった時代は、手と情熱とで、素晴らしく美しいデザインをつくっていました。いちいち鉛筆で線を引き、イラストレーターと一緒にアイデアを考えていました。

 デザイナーという仕事は「広告屋」「看板屋」などと低く見られ、軽蔑されていました。その逆境からの立ち上がりにこそ、創造性があったのです。オリジナルの発想だから、日本のデザインは優れていたのです。

 パクリデザイナーたちよ、恥を知れ!!恥を!何が「ミスター・デザイン」じゃ!!。その「ネーミング」の恥ずかしさに、言葉も出ません。普通、「自分の会社」に、そんな恥ずかしい名前、つけますか?最高に笑えないギャグですよ。口に出してみて下さい。「ミスター・デザイン」?。オレは偉いんだぜ、ってことでしょ。自己顕示欲の塊なんですよ。ちょっと心あるデザイナーなら、誰でも気付いていたことです。
 
 これを機に、「デザイン」という仕事から、足を洗って頂ければ、幸いです。

後記:
多くの方に反響を頂きまして嬉しいです。少なくとも、サントリーのパクリの件は、専門学生の1・2年レベルの課題でも今時するか?という初歩的な「画像のまんまパクリ」です。フリー素材か、写真を取ればよかっただけのことです。

デザイナーとして、本当に、ありえないレベルのミスです。こんな仕事の仕方は、佐野研二郎氏の事務所だけでしょう、と信じたい…。しかし、それでもまだ擁護する「デザイン村」の人達にはつくづく情けない…。

理研の小保方氏、音楽クラシック村の佐村河内とホントーに、まったく同じ構図じゃないですか!。

デザイナーたちも、仕事に響くので、黙っている方がほとんどだと思いますが、勇気を出して、声を上げて下さい。「グラフィック・デザイン」を根幹から揺るがす出来事ですよ。電通・博報堂から箝口令のお達しでもあるのでしょうか?。呆れるほどボロボロとずさんな情報が出てきてしまいます。「思考をクリア化」しすぎた結果だと思います。

この本を読んで、「そもそものデザインのやり方」への「違和感」を感じて、すぐに某本屋へ、売りましたが、まさかあのときに感じた違和感が、これほどまでに実現化されるとは思いませんでした。

でも、いかに佐野氏が、「手抜き体質」かが、出ていると思いますよ。

なんと…驚愕の事実が発覚しました(2015年8月30日)。「ペンギンブックス」という、日本人には馴染みが薄いですが、有名なペーパーブックのシリーズの、名タイポデザイナー「ヤン・チヒョルト」のパクリであることが発覚しました。私も、GGGでの展示に行って、感銘を受けました。本当に許せない。

チヒョルトは、ハッキリ言って、作風は地味です。しかし、心に残るデザインをする私も心から敬愛する、「巨匠」です。しかし、そのチヒョルトの「表面」のデザイン部分だけをペーストして、パクる姿勢。本当に許せません。
しかも、チヒョルトは「本の世界」のデザイナーですよ?

「スポーツの世界」のヤツラにならば、わからないだろう、という魂胆でもあったのでしょうか?本当にふざけてる。デザイナーとしても、最低です。許せません。