田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

難民問題は複雑で難しくて危険だ

2015年09月08日 | 日記
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 「欧州に無事、戦士たちが送り込まれた」とイスラム国エージェント。イスラム国エージェントによれば、トルコ難民2人のうち1人が、EUに移民を装って戦士10人が入るのを助けたと語っているという。イスラム国はロシアを含む複数の国で活動を禁じられたテロ組織である。ハンガリー経由でオーストリアに入ったシリア難民の数は1万5000人に上っているという。
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 上のニュースもだけど「難民の中にISIS戦士が4000人」など、恐ろしい記事が目に入りました。有り得る話です。おりしも昨晩、難民のニュースを見ました。難民となって国を離れた人達が、祖国で命の危険に晒され、やむを得ず国を出たのかと思いきや、ニュースは、難民となった人達は祖国の将来を悲観し、財産を金に変え、出国ブローカーに金を払って出国していると伝えていました。そのうえ、なけなしのお金で服を買い、相手国に失礼にならぬような気配りまでしているそうです。
 
 ほんとうに貧しい人達はブローカーに払う金さえもなく、弾圧者の命ずるがままの社会に閉じ込められ、自分の意志も持てず、言われるがままの服従者にならざるを得ないのでしょうね。屈強な者でもさえ、囚われの身では、ストックホルム症候群に陥ることもあるのですから・・・。
 
 こんな争いの世界にも、出国を手助けするブローカーがいることも驚きです。仮にこのブローカーがISISの内通者だったら、なけなしのお金を巻き上げられたうえに個人情報まで奪われ、戦士と入れ替わることなどたやすいことです。考えれば考える程恐ろしいことです。
 
 私が思っていた難民は、荒れる冬の日本海を、小さな木造船で、時としては死体で、運良く救助されたのは極めて稀な幸運だったと思います。多くは船と共に沈み、永遠に見つからず、ニュースにもなっていないでしょう。今後発生する難民に、日本も手助けを求められています。どのように考えれば良いのか、全く分かりません。お隣の大国も難民の発生の恐れがありますし、隣の小国は国民の大多数が難民のように思えます。私達も真剣に考えねばなりません。
 
 だから、こんなニュースもあるのです。
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 ロンドン(CNNMoney)欧州諸国に中東やアフリカから難民、移民らが殺到している問題で、エジプトの富豪は6日までにイタリアもしくはギリシャで島を自費で購入し、これらの人々を収容させる支援策を申し出た。

 この人物は通信企業グループの経営者で中東でも指折りの富豪とされるナギーブ・サウィリス氏。ツイッター上で、イタリアやギリシャ両国に島を売るよう呼び掛け、島の名前を「希望」にすることも示唆した。購入費については「いくらでも出す用意がある」としている。

 両国沖合には無人の数十の島々があるとし、10万~20万人が居住可能と指摘。自らの案は決して馬鹿げたものではないとも主張した。

 また、同氏はCNNの取材に応じ、極めて簡単な解決策と説明。島を買った後、臨時の避難施設を用意し、小規模の港を造って難民らの船を到着させるとの考えを示した。難民らを雇用して自宅、学校、病院、大学やホテルを建設させるとも述べた。難民らはいつでも母国へ戻れる自由を持ち、島に住み続けることも出来ると語った。

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 これを人道的と見るか、一つの隔離政策と見るか今の私には解りません。