田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

子供の声が騒音って言うのかい

2015年02月18日 | 日記
 朝刊記事の抜粋だけど、東京都では、環境確保条例から「小学校入学前の子どもの声」を除外する改正案が審議されるそうだ。小学校入学前の子だけが除外されていたとは、オイラは今まで知らなかった。『世知辛い』『世も末』と感ずるのは私だけだろうか。これじゃぁ出生率は下がるばかりだと思うぜ。
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 私の団地は集合住宅と一戸建で街区をなしています。中央に児童公園があり、中ほどに児童用プールがあります。夏8月に、幼児から小学校低学年の子達の水遊びができます。近頃はプール用オムツなどがあるそうですが、オムツがとれたことが最低条件だそうです。

 
 子供会の保護者が、清掃、監視役などを交代で勤めます。近頃は共稼ぎも多く、子供は託児所なのにプール当番はしなくてはならないなどの問題も含みますが、一夏一回ですので、何となく問題をかかえたまま秋を迎えます。

 
 一昨年の夏の出来事、プールは初日開かれただけで中止になったそうです。聞くところによれば、一戸建て住人の苦情が市役所に寄せられ、急遽プールが禁止になったそうです。子を持たない住民からも「なんとひどいことを言う大人だ!」「子供が可哀想!」の意見がほとんどでした。夏のプールは一日のみで終わりました。

 
 かれこれ半年後に、プールが中止に追い込まれた原因を知ることができました。プール西隣の一戸建て住宅に、高齢ご夫婦が住んでいます。その奥様が認知症を発症なさったそうです。常にご主人が付き添い、静かに生活なさっていたそうです。プールの一日目、子供は喜びを叫び声で表します。『キィ~ィィ』とか『キャァ~』って叫びますよね。認知症の奥様はその声が恐怖の声と勘違いなさい、怯えてきってしまったそうです。ご主人の手に負えなくなり、困り果て市役所に相談なさったとのことでした。

 
 夏の水遊びを取り上げられたお母さん達には不満が満ちていましたが、理由を聞いて、皆様納得なさったうえに「プールの時間を減らし、その時間は施設で過ごすのはどうか」「公園に防音壁は作れないかしら」等など、あいみ互いの意見が多かったそうです。昨年は時間を短縮し開かれました。問題は起こらなかったそうです。きっと何かしらの方法が試されたと思います。法で定める前に、お互いが歩み寄る方法は無いものでしょうか。