田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

Y君の父上さまのお葬式から帰りました

2015年02月07日 | 日記
 昨日の朝刊に、サラリーマン時代の教え子(部下)のお父さんの死亡広告が掲載されていました。彼のお父さんは、一代で財を成した、いわゆる豪快な人、豪傑な昭和の男だったそうです。



 Y君は、東京六大学の一つで、スポーツに打ち込み過ぎて、卒業が遅れました。そんな理由なのか、彼の入社試験は惨憺たるもので、合格には至りませんでしたが、彼のお父さんが会社に来られ「給料は無しで結構、3年で一人前とは言わぬが、恥ずかしくない男にしてく欲しい」との言葉(圧力?)で入社が許されました。もちろん新入社員と同じ条件でしたので給料はありました。

 
 彼は素直で体力があり、物覚えも良く、知識の習得には目をみはるものがありました。私の部下になり、一つだけ約束させました。「君が退職するとき、会社から慰留される人になれ」彼は「できるだけ頑張ります」と答えてくれました。

 
 彼の退社後の彼の結婚式、サラリーマン時代の社長と、独立していた私も招待され参列しました。本日お葬式だった父上様が、「大学を長くかかって卒業して、入社試験では0点だったバカ息子が、会社では役に立ったそうで、何度も何度も、社長様に慰留されたと聞き、今日の結婚式以上に嬉しかったです」と、とても嬉しそうな笑顔で語っておられました。

 
 お葬式は臨済宗でした。鈴、太鼓、妙鉢?子供の頃はチン・ポン・ジャバランなんて言ってました。聞きなれたお経が無かったので少し長く感じました。久しぶりに聞く『渇ッ!!!』が新鮮でした。参列者が多く、焼香を終えて、見送ってくれるY君と目を合わせ、お互い一礼し途中退席で失礼しました。