森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

チョウジチチタケ

2016年11月24日 | きのこ・菌類
同心円の文様を持つ里山では時々見られるチチタケの仲間です。これは11月の画像ですからかなり遅めの個体です。乾燥するとクローブ(丁子)の香りがすることから名づけられているというのですが、その匂いをいまだ確認していないのはかなり怠慢ですね。よく似たもののにカレーの匂いのするニオイワチチタケというのがあるのですが、こちらは生のものでもその匂いがしますからなるほどと思います。しかし、チョウジチチタケは生のものはあまり匂いません。もちろん傷をつけると白い乳液が出ます(すぐに黄色くなりますが)。