7から8年前からずっと見続けているミョウガの果実が今年も見られ、ほぼ地上の植物体が朽ちてしまった11月中旬、わずかに数個のミョウガの果実の痕跡がありました。「ミョウガの花」といって話題になりマスコミ沙汰になったことが懐かしく思い出されます。高齢の農家の人も「初めて見る!」といって驚かれたものです。しかし、おそらくずっと以前からこれは見られたのでしょうが、この頃にミョウガの畑にはいかなかったなどのことが原因で認識できていなかったのではとも思います。温暖化ということが言われていますから、もともと南方系の移入種ですから本来の生育環境に近くなって結実する割合も増えてきてのでしょう。近年は容易に見られるようになっているように感じます。
もちろんこれは「花」ではなく、果実です。その中に白い白い果肉に包まれた黒い種子が覗いています。径1ⅿⅿほどの球形をした趣旨です。これが本当に発芽するのかはいまだ実験をしていませんからわかりませんが、見たところしっかりした種子のようです。赤い部分は種子を包む花被の内側の色です。反対の外側は緑色をしています。果皮が割れて反り返るため赤い部分が目立ちます。
毒々しいまでも赤い色。地表にこれがこつ然と現れるとやはり驚きます。個人的には、この色は里山の晩秋の景色にはどことなく似合わないなぁと感じています。もともとは南方の種、越後の環境に適応したとはいえ移入した種です。
平成28年のグリーンシーズンも終わりました。雪が積もらないうちはまだしばらくは里山の植物の観察したりしながら散策をするのですが、一応区切りをつけて次年度の計画などを練ることにします。アウトドアからインドアへ。
ブログも、12月からはこの一年間各所に出向いていてまだ取り上げていない場所の植物を紹介することにして、とりあげながら当時の思い出に浸ることにしたいと思っています。
ブログも、12月からはこの一年間各所に出向いていてまだ取り上げていない場所の植物を紹介することにして、とりあげながら当時の思い出に浸ることにしたいと思っています。