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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オトコヨモギの葉

2020年12月04日 | 自然観察日記
オトコヨモギの葉はヘラのような形で基部が細まっていてざっくり言えば逆三角形のような形をしているのが多いのですが、先がとがていたり切れ込みが深かったりで細かくみると変異の幅が大きいものです。草丈も栄養が良いと1mくらいにはなって叢生するものも多いのですが、この崖に見られる株は単体か数本が束になって出ていいるものでした。

オトコヨモギ

2020年12月04日 | 自然観察日記
ダイモンジソウと肩を並べてオトコヨモギが見られました。栄養状態が悪いのでしょう普段見かけるものに比べすっきりとしまって渓谷美に似合った草姿です。

オトコヨモギの未開花株

2020年12月04日 | 自然観察日記
開花成長している株の根元にロゼットに近い株が見られます。これもオトコヨモギでこのまま雪に埋もれて来春まで待つことになります。ロゼット様の株は未開花株で来年開花するものですが、一見オトコヨモギには見えません。しかし、しっかり観察すると同じ種のものだということがわかります。同じ種でも機能によって姿が異なるというのはままあるとはいえ不思議でうまく出来ているなぁと感心してしまいます。