森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シロヨモギ

2018年09月04日 | 自然観察日記
北方系の種で茨城県が太平洋側の南限のようですが1株だけ見つけました。簡単に周囲を見渡してみましたが目に留まりません。ここ茨城では決して多くは存在していないと思いますから幸運だったかもしれません。日本海側の南限は新潟となっていますが、あまり丁寧に海岸の植物を見て回らないこともありいまだ自生を確認していません。知人からはとても少なくなって絶滅している場所もあるやに聞いています。新潟茨城両県とも貴重な種になっているのではないでしょうか。

シロヨモギの葉

2018年09月04日 | 自然観察日記
ウスユキソウのように全体に白い綿毛を身に着けているために白くなって見えます。園芸的によく利用されていて花壇ではよく見かけますが自生しているこの個体の綿毛は特別多い感じはしません。綿毛の量も個性があり濃淡があると思いますから南限に近い個体は綿毛が少ない傾向があるのかもしれません。

オカヒジキ

2018年09月04日 | 自然観察日記
白ヨモギの近くにオカヒジキが自生していました。全国の海岸砂地に自生している種として知られていますが場所によっては減っていいるようです。食用にされる種ですが栽培したものは感じないものの自生のものを食べると塩分の味が濃いのだそうです。