ツクバネソウの葉は4枚の輪生が普通ですが、この個体は6枚という変わり者です。別にクルマバツクバネそうという8枚が輪生する種があるのですが、こちらはもう少し深山や北方に生育しています。そういえば、クルマバツクバネソウも葉が少ないときは6枚ということがあるのだそうですが、そういう点ではこの個体とダブります。しかし、この個体は4枚の葉の集団の中に成育し花や葉の形などもツクバネソウに共通していますから間違いなくツクバネソウですね。
近縁の2種、どういう経緯を辿って種として独立していったのでしょうか。進化の過程を考えるととても不思議な感じがします。一方で種が混じり一方では種が分かれ複雑に変化していく自然、面白いですね。自然は流体のように常に変化している存在なんです。
近縁の2種、どういう経緯を辿って種として独立していったのでしょうか。進化の過程を考えるととても不思議な感じがします。一方で種が混じり一方では種が分かれ複雑に変化していく自然、面白いですね。自然は流体のように常に変化している存在なんです。