goo blog サービス終了のお知らせ 

森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コムラサキ(タテハチョウ科) 駒止湿原にて その7

2006年07月26日 | 自然観察日記
 駒止湿原は、ほぼ中央部に林道(農道?)が走っている。開拓のためこの湿原を牧場か何かにしようと試みた感じである。途中で断念したのだろう、かろうじてこの湿原が残された。その林道を使い駐車場まで戻るのだが、この間様々な昆虫が飛来して蜜などを吸っている。
 コムラサキは日本の国蝶のオオムラサキに対比しての命名で、なかなか綺麗な輝きを持つタテハチョウである。テングタテハも目撃したが、こちらはカメラに収めることが出来ず残念だったが、いずれも久しぶりに眼にすることが出来た。駒止湿原は蝶の集まる湿原である。

キンコウカ(ユリ科) 駒止湿原にて その6

2006年07月26日 | 自然観察日記
 高山湿原では好く見られる植物、というより高山性の湿原には無くてはならないもの。しばしば群生して、ニッコウキスゲほどではないにしろ黄色い絨毯になる。キンコウカは「金光花」、柔らかい黄色い花穂が優しい。しかし、かなりな毒成分を持つことが知られている。
 私は沢歩きをするが、よく沢の切り立った崖の水が滴り落ちるようなところにこのキンコウカを見るのだが、岩肌とこの黄色が結構マッチしいい景色になる。