タダノブログ

ピナレロ プリンス乗り
健康と運動のためのメモ
ケガせず,翌日に疲れを残さずがモットー

マフェトン理論の効用

2009年02月23日 05時49分22秒 | マフェトン理論,座学編
マフェトン理論は,競技成績と健康を両立させることができます.
マフェトン博士は今までのトレーニング方法を行った多くのアスリートが
健康を損ない怪我や病気で選手生命を短くしてしまうのかという疑問から
マフェトン理論を構築したからです.

その要諦はエアロビック・システムの構築です.できるだけ脂肪を
エネルギー源とする体に作り替えることによって健康と競技の優越性を
高めることができます.

脂肪ではなく糖質を主にエネルギー源とするときにどんなことが
おこるでしょうか?

■血糖値が下がりやすいので空腹感を感じやすく甘いものが食べたくなる.
■疲れやすい,スタミナがない
■食事によって上がった血糖値を下げるためのインシュリンの働きすぎてしまい眠気を感じ,居眠りしやすい.
■余分な糖分が脂肪になり,エネルギーとして使われないため太りやすい.
■運動や食事で血糖値の上下が繰り返されれことで感情の起伏が激しくなる.
■血糖値を一定にしようとする副腎の働きが低下し、寝付き、寝起きが悪く、眠りも浅い.

という本当にありがたくないことばかりですね.

40代からのトライアスロン

「トレーニング講座・トレーニング編」

血糖値コントロールは健康の素

血糖値

ポタリング,マフェトン理論,トゥールーズ市内,ガロンヌ川

2009年02月22日 04時07分24秒 | 自転車
今日はトゥールーズ市内の日本食品店で買い物をして
ガロンヌ川を走ってきました.

duration: 15.26
zone: 3.59
avg hr: 106
max hr: 128
calories: 94

duration: 12.18
zone: 0.32
avg hr: 103
max hr: 194
calories: 58

duration: 32.03
zone: 26.05
avg hr: 117
max hr: 126
calories: 245


有酸素運動と毛細血管

2009年02月15日 07時01分35秒 | マフェトン理論,座学編
マフェトン理論に基づく有酸素運動にはどのような効用
があるのでしょうか?詳しくはこのような項目が当てはまる
だろうと思います.

多くの人は足腰を鍛えるために運動を行っていますが,その
運動のベースになる体の健康を促進させることが分かります.

■ 血中の脂肪を減少させ、あらゆる病気の予防・改善に役立つ
■ 体脂肪を燃焼させる
■ 血中の糖質を消費するので、血糖値が下がる
■ 血行がよくなり毛細血管が発達する
■ 心肺機能が高まる
■ 活性酸素を減らす
■ 足腰の筋肉が鍛えられる
■ 疲労回復が早まる
■ 自律神経を整える
■ 睡眠を促進する
■ 脳の機能が高まる
■ ストレス解消に効果がある

この中で毛細血管のことについて詳しく見てみましょう.

運動するとカラダの脂肪を消するたために必要な酸素を筋肉に運ぶための大事な輸送ルートの毛細血管が増えます.さらに,歩いたり走ったりすることで,下半身の筋肉を収縮させると,その筋肉の動きがポンプの作用になって,カラダ全体を流れる血液の流れ自体もスムーズになります.

人間の血流は強度の高い運動をすると「流れやすい太い血管」に速い血流がダーッと集中してしまう傾向があります.しかし実際に末端の組織のほとんどに赤血球を運ぶのは毛細血管であり,毛細血管網の血液運搬能力を向上させないと総合的な有酸素運動能力は向上しません.

つまり,あまり運動強度が高い運動を行うとこの毛細血管網は苦しいトレーニングをしている割には向上しません.

特に低血圧の人には有酸素運動はうってつけです.低血圧の人は疲れやすいことから運動不足になってしまいがちです.それが血行を悪くします.そしてますます症状を促す効果になってしまいます.

有酸素運動の効用

有酸素運動を続けると毛細血管が増えて血流がスムーズになる

理想的な運動の取り入れ方についてですが、1日のうち11時と17時に20分以上

エアロッビク筋(遅筋)とアネロビック筋(速筋)

2009年02月09日 06時37分41秒 | マフェトン理論,座学編
 マフェトン理論は,『これまで常識とされているトレーニング方法では,なぜ,健康を損ない,ケガや病気で選手生命を短くしてしまうのか?』『競技成績の向上と、健康とを両立させることは無理なのか?』という疑問から生まれた理論だ.

 なぜ従来の運動がケガをしやすかったかを理解するためには二種類の筋肉を理解する必要があります.

 筋肉にはエアロビック筋(遅筋)とアネロビック筋(速筋)の2種類があります.エアロビック筋とはマグロの刺身のように赤い筋繊維です.なぜ赤いのかというと赤血球(ミオグロビン,ヘモグロビンの事赤い色をしている)が豊富ですからです.

 エアロビック筋というのは,酸素をエネルギー産出に使う有酸素運動で使われます.酸素というのは血液に乗って,筋肉に運ばれるためエアロビック筋は毛細血管を張り巡らせる必要が有ります.

 ためしに,マグロの刺身を袋に入れてぬるま湯に浸からせて下さい.血が抜けて,色が変わるはずです.

 アネロビック筋というのは,ヒラメやタイの刺身のように白いです.それは無酸素運動で筋肉内に蓄えられた糖分をエネルギー源とするので,毛細血管を張り巡らせる必要が無いためです.

 だから,アネロビック筋というのは,疲労物質,老廃物の除去をエアロビック筋の血液供給能力に依存しているので,アネロビック筋を含めた筋肉全体のコンディショニングを保つためには,有酸素運動によって,エアロビック筋も鍛えておく必要が有ります.

 エアロビック筋線維には毛細血管を流れる血液を通して、酸素と脂肪が運ばれてくる.
運動を始めてしばらくしないと毛細血管の隅々まで血液が行き渡らない.

 さらに,到着した酸素と脂肪をエネルギーに変える酸素もリパーゼの助けを借りるため程度温度が上がらないとテキパキ働いてくれない.

 以上のような事から焦らずに心拍数を上げて筋肉を温めた方が理にかなっているのです.

 15分かけて心拍数を上げたら,できるだけ長くターゲットゾーン内に心拍数を保つ.
そして,心拍数を保って暫く運動を続け,最初と同じように15分かけてゆっくりクールダウンして,安静時の心拍数レベルに戻してやる.

 筋肉をアイドリングさせて,運動で溜まった老廃物をきちんと運び出すのである.

 以上のように従来のトレーニングはアネロビック筋のみを鍛えて老廃物を排泄する働きのあるエアロビック筋を鍛えてなかったことにけがの元があります.酸素と脂肪を使って効率的に老廃物を排泄するエアロビック筋を鍛えて,エアロビック・システムを構築することがマフェトン理論のエッセンスです.



有酸素運動と血流改善の必要性

マフェトン理論について

エアロビック筋とアネロビック筋を作る

マフエェトンでダイエット?

嫌 気 性 代 謝 閾 値

ガロンヌ川,マフェトン理論

2009年02月02日 08時02分31秒 | 自転車
あまり晴れ間にお目に掛からない今日この頃ですが
今日は曇りでさっそく自転車で走ってきました.

最近はサイクリングの前に自彊術を行っています.体の凝りが
取れて最高です.特に自転車は後ろを振り向く必要があるので
準備体操として最適です.

新装版 自彊術入門―1日15分、31の動作で心と体が強くなる

ですのでウォーミングアップは余り意識して行いませんでした.
自彊術終了後にハートレート・モニターを取り付けると110くらい
でしたのでちょうど良い準備運動だと思います.

duration :39.03
zone :27.20
avg hr: 119
max hr: 137
calories: 309

有酸素運動の効用

2009年02月01日 03時15分03秒 | マフェトン理論,座学編
 他の有酸素運動の効用を解いてみましょう.

 平日は40分くらいですがウォーミングアップで時間を取られるので
エアロビックゾーンは20分くらいです.しかし,一時間以上も
走ると長時間脂肪が燃えて本当に快感です.しかし,これは
脳内麻薬の一種であるβエンドルフィンの分泌の効果も
一部あるかも知れません.

ジョギングとβエンドルフィンと免疫力

エンドルフィン Wiki

 いわゆるランナーズハイを経験することが医学的にはベータ・エンドルフィン
の分泌を意味します.それは高い鎮痛作用を持っています.苦しさやつらさを
押さえます.ですから苦痛を伴う無酸素運動はできるだけ避けて楽しさのみを
享受したいですね.

ベータ・エンドルフィンとは


 これは気持ち良い,楽しいと感じたときに分泌されやすい.つまり,
自転車の気持ちよさですね.そして,その分泌は免疫力を強化し,
老化を防ぎ,自己治癒力を高める作用があります.

 その反対の不快な気持ちの時はどうなるでしょうか?怒ったり
ストレスを感じたりすると脳からノルアドレナリンが分泌され
ます.さらにストレスが昂じて恐怖を感じるとアドレナリンが分泌されます.
有名な交感神経が興奮した状態,すなわち「闘争か逃走か」のホルモン
ですね.

アドレナリン

これらは毒性のきついホルモンです.これが出やすい人は,老化しやすく
自己免疫力が低下し病気になりやすい.

 運動中は興奮してアドレナリンが出まくっているように思いますが,
少なくとも有酸素運動中はベータ・エンドルフィンが出て興奮を
抑えて気持ちよさを増進しています.