タダノブログ

ピナレロ プリンス乗り
健康と運動のためのメモ
ケガせず,翌日に疲れを残さずがモットー

エアロッビク筋(遅筋)とアネロビック筋(速筋)

2009年02月09日 06時37分41秒 | マフェトン理論,座学編
 マフェトン理論は,『これまで常識とされているトレーニング方法では,なぜ,健康を損ない,ケガや病気で選手生命を短くしてしまうのか?』『競技成績の向上と、健康とを両立させることは無理なのか?』という疑問から生まれた理論だ.

 なぜ従来の運動がケガをしやすかったかを理解するためには二種類の筋肉を理解する必要があります.

 筋肉にはエアロビック筋(遅筋)とアネロビック筋(速筋)の2種類があります.エアロビック筋とはマグロの刺身のように赤い筋繊維です.なぜ赤いのかというと赤血球(ミオグロビン,ヘモグロビンの事赤い色をしている)が豊富ですからです.

 エアロビック筋というのは,酸素をエネルギー産出に使う有酸素運動で使われます.酸素というのは血液に乗って,筋肉に運ばれるためエアロビック筋は毛細血管を張り巡らせる必要が有ります.

 ためしに,マグロの刺身を袋に入れてぬるま湯に浸からせて下さい.血が抜けて,色が変わるはずです.

 アネロビック筋というのは,ヒラメやタイの刺身のように白いです.それは無酸素運動で筋肉内に蓄えられた糖分をエネルギー源とするので,毛細血管を張り巡らせる必要が無いためです.

 だから,アネロビック筋というのは,疲労物質,老廃物の除去をエアロビック筋の血液供給能力に依存しているので,アネロビック筋を含めた筋肉全体のコンディショニングを保つためには,有酸素運動によって,エアロビック筋も鍛えておく必要が有ります.

 エアロビック筋線維には毛細血管を流れる血液を通して、酸素と脂肪が運ばれてくる.
運動を始めてしばらくしないと毛細血管の隅々まで血液が行き渡らない.

 さらに,到着した酸素と脂肪をエネルギーに変える酸素もリパーゼの助けを借りるため程度温度が上がらないとテキパキ働いてくれない.

 以上のような事から焦らずに心拍数を上げて筋肉を温めた方が理にかなっているのです.

 15分かけて心拍数を上げたら,できるだけ長くターゲットゾーン内に心拍数を保つ.
そして,心拍数を保って暫く運動を続け,最初と同じように15分かけてゆっくりクールダウンして,安静時の心拍数レベルに戻してやる.

 筋肉をアイドリングさせて,運動で溜まった老廃物をきちんと運び出すのである.

 以上のように従来のトレーニングはアネロビック筋のみを鍛えて老廃物を排泄する働きのあるエアロビック筋を鍛えてなかったことにけがの元があります.酸素と脂肪を使って効率的に老廃物を排泄するエアロビック筋を鍛えて,エアロビック・システムを構築することがマフェトン理論のエッセンスです.



有酸素運動と血流改善の必要性

マフェトン理論について

エアロビック筋とアネロビック筋を作る

マフエェトンでダイエット?

嫌 気 性 代 謝 閾 値