萩さんの話ネタ2

特に何の特徴もない思い付きの話を徒然と・・・
暇な時にでも寄ってやってください。

蚊取り線香

2015-06-30 12:00:00 | 日記

夏。。。と言えば、蚊取り線香ですかね(^^)
蚊取り線香は日本で生まれ、今年でなんと125周年。国立科学博物館が認定する「未来技術遺産」にも登録されているそうです。
そこで、蚊取り線香に関するこんな記事(2015年6月29日 msnニュース)をご紹介します。

『蚊取り線香を発明したKINCHO(大日本除虫菊)の専務取締役・上山久史さんに取材し、誰かに話したくなる蚊取り線香の7つの”深イイ話”をご紹介します。

 ◆渦巻きのヒントは「ヘビのとぐろ」だった
 今から125年前、1890年(明治23年)に蚊取り線香が誕生したとき、今のような「渦巻き」ではなく、まっすぐな棒状だったのです。「最初の蚊取り線香は仏壇線香のノウハウで作られたもので、長さ20cm。40分ほどで燃えつきてしまうし、細かったので蚊取りの効果のためには3本くらいを同時に焚く必要がありました。縁側での素人将棋には良いけれど、睡眠中には役に立たないという欠点があったのです」。棒状線香発明から5年後。創業者である上山英一郎氏に、妻のゆきさんが、庭で蛇がとぐろを巻いているのを見て「あなた、これよ」とアドバイス。これが現在の渦巻き型へのヒントになったそう。

 ◆蚊取り線香は10cmで1時間
 当初は1本ずつ手で巻くことで製品化しようとしましたが、効率が悪く、試行錯誤しながら、60㎝のうどん状の素材を2本並べて丸めていく「ダブルコイル」方式の製造方法にたどりついたそうです。「2巻が重なっているので折れにくく、カサが2分の1になったので、一度に輸送できる量も増える。合理的な仕組みができあがり、1902年に渦巻き型蚊取り線香が世に誕生したわけです」。その後、機械打ちで製造されるようになり、手巻き時代の1巻60㎝から1巻75㎝に。「燃焼時間はだいたい10㎝1時間ですから、一晩で1本焚いて7時間半。このくらいの睡眠時間だと、健康にもいいんじゃないでしょうか(笑)」

 ◆気づけばバリエーションいろいろ
 効き目3時間の「ミニサイズ」や、12時間使える「大型長時間タイプ」、はたまた、太さ2倍で拡散力がアップした屋外レジャーによさそうな「太巻」、贅沢感があって華やぐ「ローズの香り」など、気づけばバリエーションもいろいろ。「動物用」を使っている愛犬家も多いのではないでしょうか。でも、「大きな声ではいえないのですが、動物用と人用で成分に決定的な違いはないんです」。現在のKINCHO蚊取り線香の有効成分は、除虫菊の花に含まれる「ピレトリン」という成分を化学的に合成した「ピレスロイド」です。「ピレスロイドは虫の皮膚から体内に入り、神経を攻撃して虫を殺すのですが、人間や犬などの温血動物はこのピレスロイドを分解する酵素を持っているので、すぐに無毒化されて、体外に排出されるんです」。だから人体に害がないんですね。ちなみに、ピレスロイドは太陽光で分解されやすいため、蚊取り線香は、日の当たらないところで保管するのが良いそうです。

 ◆左巻きの蚊取り線香は、世界でKINCHOだけ
 蚊取り線香の渦巻きはどっち巻きだか知ってますか? 実は「左巻きの蚊取り線香は、世界でKINCHOだけ」なのだそうです(左巻き=中央から時計回りと逆方向に巻く)。「手巻きで作るときは、右利きの人が手早く回しやすい右巻きでした。その後、1957年頃に機械で打ち抜くようになったとき、他社さんとの差別化のため左巻きにしたんです」。また、老子の言葉に「君子居則貴左」「吉事尚左」という言葉があり、これは、「平和なとき、良いことがあるときには左が貴ばれる」という意味で。「“平和な時代の商品だよ”、ということを思い出してもらえればいいんじゃないかということで、KINCHOはずっと左巻きです」

 ◆あの香りがどこか懐かしいワケ
 不思議なことに、蚊取り線香の匂いをかぐと懐かしい気持ちになりますよね。KINCHOの蚊取り線香には、天然除虫菊の花の搾りかすが加えられていて、あの郷愁を誘う香りができているのだそうです。「世界中の蚊取り線香をみると、安い燃える粉と安い糊粉を使って有効成分を添加しているものが大半です。そういう商品は、粉の特有の匂いがする。でも当社では、あまり臭わない木の粉を選び、天然の除虫菊の搾りかすを入れることで、開発当初と変わらない香りを作っているんです」。では、なぜ除虫菊の香り=KINCHOの蚊取り線香の香りは落ち着くのでしょうか。「除虫菊の葉にある『青葉アルコール』が花にあがってきて、菊酸と合成されて有効成分『ピレトリン』ができるのですが、これが燃えるときに青葉アルコールの香りが出ると考えられています。青葉アルコールは、さわやかさを感じさせる香り成分でもあるんです」

 ◆いまどき、天然原材料&国内自社工場生産
 「元祖・蚊取り線香の香りを守っている、頑なな意固地な会社」と上山専務は笑いますが、その秘密は、すべて国内自社工場で生産していること。「たとえば、暑い国のほうが匂いはたちますよね。つまり、海外で作ったら香りのチェックをしようがない。天然除虫菊の花の搾りかすに、茎が混じると匂いが変わってしまうのですが、当社では、原料の段階でこうしたこともチェックをしています。線香のきめの細かさも、職人が触って『これちょっと粗いんちゃう?』とチェックします。スタンダードを知る人が品質を守る。そのためには、国内生産であることは重要なんです」

 ◆金鳥という鳥はいない
 金鳥はニワトリ。司馬遷の『史記』にある故事成語「鶏口牛後」が由来なんだそうです。「牛のしっぽになるくらいだったら、小さくても鶏のトップになれ!」っていう有名なあの言葉です。金鳥は、金メダルの鶏のことだったのです。戦う強い鶏、闘鶏が当初のイメージだったようで、1910年の商標登録の際のイラストは……なんか、怖い!さらに、KINCHOはあくまで商標で、正しい社名は「大日本除虫菊株式会社」。また、正式な商品名は「蚊取り線香」ではなく「金鳥の渦巻」なんです!』

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