萩さんの話ネタ2

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水曜日・・・雑記

2015-11-11 01:00:00 | 日記

紅葉シーズン。鮮やかな黄色が美しいイチョウ(銀杏)並木。
でもこのイチョウ、自生しているものはなく、すべて人為的に植えられたものだとか。
そして絶滅危惧種に登録されている古代樹なんだそうです。

記事(2015年11月9日 tenki.jp)によると

『◆針葉樹? 意外性のかたまりイチョウ
 明るい葉色や紡錘形の端正な樹形からか、イチョウって洋風のイメージで、西洋の木なのかな?と勘違いされがち。でも意外なことに江戸時代にケンペル(Engelbert Kaempfer)により長崎からヨーロッパに持ち込まれ紹介されるまでは、中国、朝鮮半島、日本でしか存在しなかった「極東の奇木」でした。江戸時代の当時は、イチョウは「ギンキョウ」と呼ばれていて、ginkyoという読みがそのまま学名のラテン語Ginkgo(gはyが誤記されたまま登録された)に移植されました。
 原産地は中国。日本にも中国から輸入されました。中国でも、一部の山奥にかろうじて自生していたのみで10世紀ごろまではほとんど知られておらず、「欧陽文忠公集」の中で欧陽 脩(おうよう しゅう)が「銀杏」「鴨脚子」として詩に詠みこんだのが歴史的にはほとんど最初といわれます。やがて12世紀には宣州(中国安徽省宣城)でギンナン採取のために盛んに栽培されるようになり、日本に渡ってきたのはその後のこと、鎌倉時代から室町時代頃と推測されます。なので、草花や木がふんだんに詠まれている万葉集や古今和歌集などの平安以前の古典に、イチョウはまったく出てきません。ちなみに「イチョウ」という読み方も、葉の形が鴨の足に似ていることから鴨脚と呼ばれ、その中国語の宋音yājiǎo (イアチァオ、イーチャオ)から転じたといわれています。
 イチョウの属するイチョウ網イチョウ目は、現存するのはイチョウ一種。あとは化石として残っているのみ。約一億五千万年ほど前のジュラ紀にイチョウの仲間は大繁栄していましたが、気候の変動や被子植物の台頭などで徐々に衰退、約170万年前に現存の一種を残して絶滅してしまいました。化石に残るイチョウの葉は細い針状で、のちにその針状の葉同士がくっつきあって、扇子のような現在の「イチョウ型」の葉になりました。
 そう、イチョウは、実はあんな葉の形でありながら意外なことに針葉樹。つまり裸子植物なのです。

 ◆ギンナンは泳いで結実する
 でも裸子植物というと、松かさのようになってくだものにはならないはず。イチョウの実であるギンナンはさくらんぼのような外見で見た目はとてもおいしそう。あの果肉に見えるのは種の外皮が肥大化したもの。子房が肉質化したいわゆる果物とはちがうのです。これが動物の排泄物のような強烈なにおいを放ち、種がけものや鳥に食べられるのを防ぎます。特にもともと木の実が大好きで種の中身も割って食べてしまうサルの仲間は、ウンチのにおいが大嫌い。サル除けとして効果は絶大のようです。さらにふれるとかぶれるという二重の防御システムで、銀杏の実を食べるのはリス類くらいですが、彼らは実を土に埋めて貯蔵する性質があり、その中から発芽するためにイチョウにとってはかえって都合がいいようです。
 受粉から結実までの過程もやっぱりイチョウは奇想天外。春、雄の木から花粉が飛んで雌の木の雌花に届き受粉しますが、受粉した花粉は雌花の胚珠の中にある花粉室に数ヶ月保存され、その間に花粉は精子を製造するのです。そして秋に、花粉室から放流されて、泳いで造卵器に入り、受精して実を作ります。イチョウの精子はつい100年ほど前、1896年(明治29年)、平瀬作五郎によりはじめて発見されました。
 ちなみに雌木と雄木の判別は、いろいろと俗説はあるのですが実際には花を見なければ見分けられません。

 ◆血圧降下や不整脈改善・そして痴呆症治療薬として・・・摩訶不思議なイチョウパワー
 さて、このように最古の木でありながら人間とのかかわりは意外と浅く、まだわかっていないことも多いイチョウ。近年になりその薬効が次々と知られるようになってきています。ドイツではイチョウの薬効について盛んに研究が行われ、そしてイチョウ葉に特有の成分ギンコライドとビロバライドが血管の拡張や血液凝固の抑制する働きがあり、動脈硬化や高血圧、さらにはアルツハイマー型痴呆症の治療効果があるとして、イチョウ葉エキス製剤EGb761は正式な医薬品として盛んに用いられるようになっています。』

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