hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
神社仏閣・史跡・花の写真などをお伝えします。

京都・御室仁和寺の御室桜  2011.04.20

2011年04月23日 14時42分03秒 | 季節のたより


  所在地  御室仁和寺     京都市右京区御室大内33

 嵐電御室仁和寺駅を降りて真っ直ぐ行くと仁和寺へ、ちょっと横を覗くと家の庭から枝垂桜が綺麗です。その端の踏切を電車が通り京都の長閑な風景ですよね。御室とは、宇多天皇が仁和寺内に御室(住居)を営み、法務の御所としたので、御室御所と呼ばれ、仁和寺の別名になりました。

 ワァ~大きな門です。京都の三大門の一つで、国の重要文化財に指定されている仁和寺の仁王門は桁行(幅)が18.7メートル、高さが20.5メートルもあるそうです。京都三大門とは知恩院三門と南禅寺三門、それにこの仁和寺の仁王門です。

 仁王門は江戸時代の寛永年間(1624-44)の造営で阿形・吽形の仁王を安置しています 。金剛力士像の大きな像で迫力あります。

 仁王門をくぐると「本坊表門」がその前にある桜も綺麗です。

 向えの土塀の脇に咲く八重桜も綺麗ですよ

 石階段を上がると中門が

 中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれています。

 古くから庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。また、花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書にも紹介されています。

 境内を進むと「金堂」へ真言宗御室派総本山は、仁和2年(886年)光孝天皇が仏教の隆盛を図るため、「西山御願寺」の建立を発願され、宇多天皇が仁和4年(888年)年その造営を完成させています。「金堂」は慶長18年(1613年)に建てられた御所の紫宸殿を移築し、寛永の再建時に屋根を葺く材料を檜皮から寺院風の瓦にするなどの改修を加え、完成したものであるといわれています。

 「鐘楼」は寛永の再興時に建てられたものとされているが、朱塗りの鮮やかさから、同時期に建てられたという他の建物に比べ新しいように見えますね、

 毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。金堂前の染井吉野、鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇ります。

観音堂の欄干から見る「ツツジ」とモミジの新緑が美しいです。

 モミジの新緑も緑が冴えて綺麗です。

 観音堂の向こうには、御室桜が艶やかに見えます。

 ここ仁和寺は、この時期、御室の桜とツツジが見頃に入りモミジの新緑にさえ見事な景色です。感激です。

 御室桜は高さが2mほどの背の低い里桜で、間近に桜の花を見ることが出来るので最高です。

 「五重塔」の高さは36m余りで、寛永21年(1644年)の造営とされたそうで、一般的に言って五重塔の屋根の大きさは上層のものほど小さくなっていますが、仁和寺の「五重塔」は各層の屋根の大きさに大差がなく、江戸時代の特徴を示しているといわれています。

 五重塔をはじめとして、威厳のある建物が立ち並び、御室桜との絶妙なコントラストが見ることができ、美しい光景です。

 観音堂の端から見る御室桜と五重塔がいいですね

 吉野の桜に比べて勝るとも劣らなく、仁和寺の御室桜を見て満喫しました。桜の花の時期もぼちぼち終りに近づいていますね。
次回をお楽しみに  では またね


最新の画像もっと見る

コメントを投稿