そもそもはじめの頃。
自閉症についてえらい先生たちのお話を聞くとだいたい「偏食を治そうとしてはいけません」と言われて「ふむふむ」と思っていた。「嫌いなものを無理やり食べさせるのは虐待です」とか。
何しろこっちは給食を残したことのない食欲旺盛な人生を送ってきたのだから
(でも別に給食がおいしいと思ったわけではない。そこにあったから食べただけ)
食べられるものが限られている、という事態がそもそも想像できないんである。
だから「治しちゃいけない」とえらい先生に言われると「そうかそうなのか」
と思うよね。
というわけで「虐待だ」と言われると「そうか」と素直に受け取っていたのですよ私は。
むしろ偏食治したらその他も芋づる式に治っていった、というお母さんたちご本人たちの体験を聞いて
えらい先生が言ってたことは当たってなかったんだなあ、とあとから思うようになったわけですよ。
でももちろん、治した人たちは無理やり口に詰め込むみたいな真似をしたわけではなく
「自閉っ子のための道徳入門」の賢ママさん(現こよりさん)の章でわかるとおりかなりの頭脳プレイをしてきたわけですね。虐待じゃないやり方。そうすると他にも芋づる式に効果が派生する。
今えらい先生たちが偏食についてどう言っているかわかりませんけど
何しろ十年前と同じレジュメ使っているのがギョーカイメジャーだから
未だに「偏食は治してはいけない」と思い込んでいる人、多そう。
だから
治っている人いるし、虐待じゃない治し方あるし、治ると他もよくなるよ
っていうことはここに書いておきますね。
偏食治すのがフルタイムの仕事になる必要はないと思う。
でも治るし、治るといろいろラクみたいですよ。
今 食べられるものにちょっと変化をつけてやり、新しい味や素材に慣れさせて次に進む。徐々に食べられるものを増やしていく。
老人介護と 同時進行だったので 子どもにだけ手間暇かけられないので 特別なことをしたつもりもないしそんな時間もなかったです。
グルメとは限らないというのが見ている実感ですね。過敏性であることはたしかですが、それがグルメ方面に出ることもあればそうじゃないこともある。あとこよりさんは「腕によりをかけてごちそうを作った」というより「お子さんが現在食べられるものを観察してそこから食べられる範囲を広げていった」という意味での「手間暇」だと思います。コルドンブルーに通ったりはしていないです。
またお越しくださいませ。
確か賢ママさん(現こよりさん)が書かれていたと思うのですが、手間暇かけて手作りされたらお子さんたちが食べられるようになったんですよね?
うちや友人の子どももそうなんですが、美味しいものをよく知っていると思います。
添加物の多いものや、品質の悪い素材は受け付けません。