団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老後の思わぬ誤算

2021年02月28日 | 老後の生き方

最近「団塊世代の老後破綻」というテーマでTVや雑誌で話題にな

ている、その団塊世代の事例を見ると、いずれも30代40代

の時は中流と思われる暮らしをしているが、齢を重ねるにつれど

こかで思わぬ誤算が生じ、生活苦に陥っている。

 

 

それは団塊世代当事者だけでなく親の問題、子供の問題も深く絡

でいる、本人の問題としては会社の倒産、リストラ、離婚、親

の問題としては介護、親と同居したものの親が無年金のため医療

費生活費の負担増、子供の問題としては無職もしくは非正規のた

め生活費の援助をしてる、離婚した娘が幼い子供を連れて同居し

たため生活費の負担増等である。

 



いずれも想定外といえるものである、そして本人に共通してるの

低年金、預貯金が少ない、賃貸住宅に住んでる、住宅ローンの

残債がある等のどれかに該当してる、そのため65歳を過ぎても

働かざるを得ないという状況に陥ってる。

 

 

こう見ると高齢者がお金持ちで悠々自適というのは一部の富裕層

ことかもしれない、人生には思わぬ誤算が待ちうけてるかわか

らないだけに本人、親、子供も含めて総合的に考える必要がある

ことは確かである。


言葉の力を信じて生きたい

2021年02月27日 | 生き方

「人を救いたい、この世を少しでもいい場所にしたい、人の心の

ひだにたまった苦しみを描くことで軽くしたい」私が最近読んだ

吉本ばななさんのエッセイのなかのワンフレーズ、自分が読者に

何ができるかを考える真摯な姿勢、こんな気持ちで文章を書けた

ら素敵だなと思わせる言葉である。

 

いい言葉との出会いが人を豊かにすることは間違いない、たった

ひと言の言葉に救われたり、幸せな気持ちにしてくれたり、それ

人から聞いた話だったり、小説、新聞のコラムだったり人それ

ぞれ違うかもしれない。

 

ひとつの文章が心に残り、それが自分を支えてくれたり、あるい

常に自分を反省するための視点となったりすることがある、そ

んな言葉の力を信じて生きたい。


47歳独身女性の憂鬱

2021年02月26日 | 出会い

「何とか結婚できないものでしょうか」発言小町大賞2017、

ベストトピック賞に選ばれた記事である、投稿主は47歳の独身

女性、正社員として働き蓄えもあり、料理も得意、友人も多く容

姿に自身があった、それなのに友人や後輩が「嘘でしょ」という

ような好条件の相手と結婚するのを見て、絶対負けてなるものか

と突き進んだ結果、信じらないくらい齢を食ってしまったと打ち

明けた内容である。

 

そしてユーモアを交え「子供は産めないかもしれませんが好条件

の男性を振り向かせるのに良い方法はありませんか」と問いかけ

ている。これに対し「私も同じ」といった声、「独身も悪くない」

などのアドバイスが多数寄せられ掲示板ならではの盛り上がりを

見せたことが評価されベストトピック賞に輝いた投稿だった。

 

この投稿を読んで上野千鶴子氏と信田さよ子氏の対談集「結婚帝

国」のなかで上野氏が結婚はプライドのゲームであるからピア

(同輩集団)のなかで結婚年齢が遅れれば遅れるほど夫に対する

要求水準が高くなっていく、「あんなところで手を打ったのか」

とピアに言われることが屈辱的だと述べているのを思い出した、

もしかしたらこの投稿主のかたも上野氏が言ってることが当ては

まるのかもしれない。


定年後の居場所とは

2021年02月25日 | 定年後の生活

過ごす時間の多い場所といえば、子供時代は家庭、学校、就職す

ると職場、結婚して職場と家庭である、定年退職後は仕事を失く

した喪失感に加えて地域や家庭での居場所づくりという課題に向

き合うことになる。

 

ただ本当の居場所は過ごす時間の多い場所ではなく自分にとって

居心地がよく、寂しくない場所であると思う、その居場所は人そ

れぞれ違うし時間の経過によって変わることもある。

 

友人との飲み会、夫婦の会話、孫とのふれあい、庭の手入れ、ゴ

ルフをしているとき、犬の散歩、旅行をしているとき、音楽を聴

いたり本を読んだりしているとき、パソコンの前にいるとき、挙

げればいくらでもある。

 

ただ自分の居場所は人の真似をするものでもないし見栄を張るも

のでもない、得てして他人と比較して自分の場所を見失うことが

ある、そうならないためにも自分の気持ちに正直に生きることこ

そ大切な気がする。


結婚で変わる女性の人生

2021年02月24日 | 生き方

読者体験手記62歳主婦の「ハズレくじを引いた私」20代半ば

夫と出会い交際、顔もスタイルもよくモデルのような彼、ただ

リーターで貯金なし、それでも家族の猛反対を振り切り結婚し

た。

 

40年来の付き合いの友人は同時期に結婚、若くして一軒家を購

入、親の介護で仕事を辞めた、彼女は地味であるが一見して高級

ダイヤにネックレス、別荘まで購入し、もはや40年前の彼女

とは別人である。

 

芸能人に間違われた我が夫はお腹がでてみる影もない、今は住宅

ローンも残っており老体にむちうちお互いに過酷な状況で働く毎

日である、もはや「ゴージャス老後と下流老人」住む世界が違う。

 

まさに結婚という人生の選択でその後の運命が大きく変わること

を物語ってる例である、ただこの主婦の方は「たとえ下流老人と

思われても幸せはいつも自分の心が決める」と前向きに生きよう

としてる姿勢が自分を支えてる気がする。


お金があれば幸福!?

2021年02月23日 | 幸福

ぜいたくが人間の幸福だと思っている人が今の世の中ではほとん

ど、だからお金さえあれば幸福、お金がなければ不幸という風潮

があることは確かである。

 

お金は必要なもの、お金があればもっと楽なのにという場面は結

構あるし、お金があれば人生の大体の問題は解決することは間違

ない、実際生活レベルをダウンサイズしても予期せぬ出費は必

ず出てくる、そんな時、もっとお金があったらと思うのは当然な

気がする。

 

ただお金があまりなくても気持ちに余裕があって自分のペースを

保って幸福だと思って生活してる人も現実にいる、だからお金を

たくさん持つのも豊かさのひとつであるが、自分のなかに色んな

ものの見方を見つけるのも豊かさのひとつだと思う。

 

そう考えるとお金以外のものに、例えば毎日の生活のなかの小さ

なことに幸福を感じる人間、ささやかであるが、そんな人生を私

送りたいと思っている。


老いるということは

2021年02月22日 | 老後の生き方

齢をとるにつれて、しみ、しわ、白髪もふえ、容貌も変わってい

く、身体の機能も低下し、視力や聴力が低下して体力が低下して

無理がきかなくなる。

 

さらにあちこちの具合が悪くなって、ひとつが治らないうちにま

た別のところが悪くなるといった感じで心身の衰えがいやでも進

行していく、加齢は誰にとっても望ましいことではない、昨日で

きたことが今日できなくなり、今日できることが明日できなくな

り確実におとろえ、かつて味わったことのない経験である。

 

 

反面高齢になるにつれ職場や学校などの社会的制約が他の世代に

比べ小さいので自分の気持ちに忠実に生きることができるような

気がする、肉体は衰える、知力も衰える、しかし自分と向き合う

時間が多いだけに私自身魂が最も活発に活動するのがこの時期だ

思っている、いずれにしても経験のモノサシが役に立たないのが

老いるということかもしれない。


誰もがいい人と思われたいけど

2021年02月21日 | 人間関係

悪く思われるよりよく思われたい、誰もがそう思うのは明らかで

る、人は往々にして必要以上によく思われたいという傾向があ

る、いい人に思われたいというのは他人からいい人だと評価して

欲しい、しかしいい人でいようとすると余計な気を遣う。

 

人間関係が絡むと自分の気持ちが見えにくい、人間関係を優先し

ようとするため自分の気持ちに目をつぶってしまう、要はいい人

と思われたい気持ちが強いのだ。

 


本当は他人の目を気にして、いい人になんかならなくていいので

ないか、他人の期待に応えるより自分の期待に応えたい、いい

人と思われるより自分が納得できるいい人でありたいと私が思う

ようになったのは会社を定年退職して数年経ってからである。


コロナ禍での震度6強地震

2021年02月20日 | 地震

先日の地震はいつもと違い横揺れが酷かった、棚から物が落ち、

食器は割れる、タンスは移動する、早くおさまれと願ったが音

と揺れが長い、咄嗟に10年前の東日本大震災のときを思い出

した。

 

私達が住んでる地球環境のなかで特に日本では地震、水害等自

然災害と隣り合わせにいる、当たり前のことだが自然が人間に

合わせてくれてるわけではない、閑として生きられるわけで

もない、常に生存の危機にさらされているといえる。

 

コロナも怖いけど自然災害は恐い、身近で起きた東日本大震災、

づく自然の前では人間は無力だと痛感する、本当に自然は

人間のいどうりになってくれないものだ、コロナ禍だからと

いって地震は手加減してくれない、コロナ禍での地震、余震は

いまだに続いてるだけに不安である。


一億総下流時代は本当だろうか?

2021年02月19日 | 老後のお金

現在高齢者人口(3600万人)の約2割にあたる700万人が

下流老人(税金、社会保険料を除いた所得が10万円以下の人)

と言われてる、なぜかというと年金の金額が十分でない、実際現

役時代の年収が400万円だった人でも厚生年金16万円、奥さ

んの国民年金6万円、平均的なサラリーマン家庭は月22万円で

老後を暮らすのが一般的である。

 

実際この額では余裕がない、さらに住宅ローンの残債、もしくは

持ち家がなく借家で家賃を払うとなると正直厳しい、さらに医療

費の負担、やはり預貯金を取り崩すしかない、また子供の非正規

という問題が深刻で将来、下流老人になる懸念がある、そこから

一億総下流時代が到来するのではという悲観的な意見が出てるの

かもしれない。

 

しかし一方で国内の5340万世帯のうち金融資産1億円以上が

220万世帯、3000万以上であれば1200万世帯というデ

ータもある、いわゆる年金収入だけで判断できないものがある、

う考えると国民のなかに2割の富裕層がいるというのも、あな

がち嘘でないことがわかる、どうしても年金の収入で判断するが、

年金が少額、もしくは無年金でも金融資産が高額のケースがある

ことを考えると果たして一億総下流は本当だろうか?と思う。