「覆水盆に返らず」という諺がある、容器からこぼれた水を
再び盆にもどすことはできない、失ったものは前の状態には
ならない、失ったもとして認めるということだがそう簡単に
諦めることはできないことは長い人生で度々あるものだ。
それでも私自身は過去をあまり引きずらないで生きてきたつ
もりだ、それは齢を重ねてなお強くなってきた気がする、ど
んなに疲れてもどんなに行く手を塞がれても人生を降りるわ
けにはいかない、それなら心の持ち方ひとつで周囲の景色が
違って見える生き方を選んだほうが楽しいはず。
過去を後悔するより今の事を考える、人生は一瞬一瞬の連続、
苦しいこともやがて必ず和らぐはず、そう信じて生きてきた
し、これからも信じて今を生きていきたい。