週刊現代の特集「老化の科学」のなかで、なぜあの人は怒鳴る
のか?世田谷じいさんという記事に注目した、現在東京都世田
谷区の総人口は約92万人、若い世代も多く住むと思われてい
るが実は65歳以上の比率は20.4%と東京都内で最も多く
の高齢者が住む老いた街である。
そんな世田谷区で突然激怒したり理不尽な要求をする高齢者が
増加、いわゆるキレル老人で「世田谷じいさん」と呼ばれてる、
病院内で保険証を出してないのに出したと激怒、商店街の自転
車が整頓されてないと区役所に何度もクレームを入れる等目撃
談が数多く挙がってるという。
いわゆる加齢とともに前頭葉の機能が低下、若い頃は我慢でき
老化が進むにつれ怒りの感情がでやすくなる、しかしこれは何
も世田谷区に限ったことではない、ある意味どこにでもある光
景である、ましてや高齢化率は全国平均で28.7%、世田谷区の
20.4%は全国的に見ると明らかに低い、「なぜあの人は怒鳴る
のか?世田谷じいさん」というインパクトのある表題は読者受
けを意識した出版社の思惑のような気がしてならない。