団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

親が認知症になった時の住宅問題➁

2024-04-19 05:35:00 | 認知症

本来は母が認知症になる前に家族信託を活用し家を売却すれば

よかったかもしれないが生きてるときに親は相続のことには触

れたがらない、また成年後見人制度は子供が後見人になれると

は限らない、第3者に委託した場合月2万~3万費用がかるし、

通帳の管理も任せる形になる、裁判所の説明でも後見人制度は

本人の財産を守るためのもので家族のためでないということだ

った、正直現実的でなく断念した。

 

4年前、母が亡くなり、やっと売却できることになったが、私

の場合相続は兄弟2人、まず遺産分割協議書の作成、母の出生

から亡くなるまでの戸除籍謄本の取り付け、法務局で所有権移

転の登記申請、この作業が思いのほか煩雑、それから不動産業

者と連絡、家のかたずけ、家の解体、更地の状態で売却、解体

作業で250万円、土地の買い取り価格300万円、ほとんど

手元に残らなかったがなんとか子供としての役目を終えた感じ

がした。

 

認知症の高齢者の住宅221万戸、2040年には280万戸

と予想されてるがもっと多くなるのではと思う、今思うと空き

家を放置してるケースが多いのは簡単に売却できない、手続き

が煩雑、きょうだいが多いと、さらに大変な気がする、それで

も誰かがやらなきゃいけないことだけは確かなことである。


親が認知症になった時の住宅問題①

2024-04-18 05:36:32 | 認知症

親が認知症になり、介護施設や老人ホームに入所してしまい親

の家が空き家になってしまう、先日TVのニュースで認知症高齢

者の住宅が221万戸余あることが報道された、親が将来、家

に戻る見込みがないとなると思い切って売りに出そうとするの

が残された家族の思いである。

 

6年前、県外で一人暮らししてる私の母が突然認知症になった、

幻覚、妄想のレビー小体型とアルツハイマーと診断され介護付

き有料老人ホームに入居、要介護4と認定され車椅子状態、こ

れから空き家の管理となると近所迷惑(空き巣、放火等の不安)

になるし、光熱費や固定資産税の支払いもある。

 

さらに老人ホームの費用のこともあり不動産会社に問い合わせ

たところ、認知症になり正常な判断のできない持ち主の不動産

売買は勝手にすることができない、とりあえず評価だけしても

らい、家屋は老朽化しており価値がないけど土地だけは将来買

取してくれるという返事をもらった、家の管理は新幹線で毎月

2回、老人ホームを訪問するときに必ず寄って近所に挨拶そし

て部屋の掃除を2年間続けた。

 

 


認知症行方不明者の実態は

2024-01-25 06:02:08 | 認知症

現在認知症で行方不明になる人が年間1万8千人、ほとんどが

1週間以内に発見されるが行方不明になったまま死亡して発見

される人が500人前後で推移してる、その中には用水路に転

落して溺死してるケースも多いといわれてる。

 

突然家や高齢者施設から居なくなる、認知症でも足腰が丈夫で

あれば、徘徊する症状があるだけに家族は心配である、実際行

方が分からなかった高齢者が高齢者施設で5年以上保護されて

たケースを医師の久坂部羊氏が著書で取り上げてる。

 

TVで家族と感動的な再会、視聴者は「よかった」で終わるが、

家族にとっては5年間かかった施設の費用の支払い、そして

その日から自宅介護が始まると言う現実、プロの介護とちが

って本人の快適さは減るだけに本人も家族も厳しい現実と向

き合わなければならない、それでも運よく発見された人はい

いけどいまだに見つからない人はどうしてるのだろうか?

家族の気持ちを考えると心が痛む。


認知症が不安という60代女性の記事を読んで

2023-12-22 06:11:02 | 認知症

認知症になるのではないかと心配のあまり円形脱毛症になって

しまったという60代女性、調べてみると認知症の予備軍の具

体的な症状が該当しており心配で、早期発見のため病院に行こ

うか迷ってるという新聞の投稿記事があった

 

しかし老いてくれば誰でも認知症に対する不安はあるのが当然

のような気がしてならない、投稿主の身近で認知症の人がいた

のかどうかはわからない、私の亡き両親は二人とも認知症だっ

た、父は85歳、母は93歳の時、自分が自分でなくなってい

く苦しみ、自分が認知症だという苦しみ、明日がどうなるかわ

からない苦しみ。

 

そんな両親の壊れていく姿を見るのは息子としてつらいものが

あった、両親とも認知症、自分もなるのでは?という不安は常

にあり、できたら認知症になる前に亡くなりたいというのが本

音であるが、もし認知症になったらその時に考えようというの

現在の心境である。


長生きすればするほど認知症!?

2022-09-19 05:43:03 | 認知症

団塊の世代が75歳以上になる2025年には約700万人の

人が認知症になると言われてる、これは65歳以上の5人に1

人、特に70代に急カーブを描いて増え80代の認知症の有病

は、なんと3人に1人である。

 

認知症にならないための習慣として朝は新聞を読む、飲酒・喫

煙を控える、一日7時間以上の睡眠をとる、歯を20本以上保

つ、計算ドリルがいい、有酸素運動がいい等がいいと挙げられ

ている、しかし現在認知症を予防できるという科学的な証拠に

なるものはないというのが専門家の見解である。

 

心理学者の佐藤眞一氏の著書「認知症の人の心の中はどうなっ

ているのか?」のなかで、認知症の人の心の中は自分が自分で

なくなっていく苦しみ、これまで生きがいだったことがうまく

いかない苦しみ(料理、運転等)そして明日がどうなるかわか

らない苦しみを感じてるという、そして認知症発症の危険因子

は加齢なので長生きすればするほど認知症になる可能性がある

と書かれてる、確かに私の両親も父は86歳、母は94歳のと

きに認知症になったことを思うと誰もが長生きすればするほど

知症になっても不思議ではない。