ホドイモ(塊芋)は山野に自生するマメ科の植物で昔から食用にされていますが、
食用に販売されているのは明治中期アメリカから持ち込まれたアメリカホドイモ
(アピオス)です。
この2種のホドイモを同じ鉢で栽培して花を比較してみました。
両者の花の並んだ部分を拡大してみました。
ホドイモでは淡緑色の花が狭円錐状の花序を作ります。
アメリカホドイモ(アピオス)ではクズに似た円錐搭状の花序を作ります。
両者の花は色とサイズが違っていますがよく似ています。
1本の花柱(雌しべ)と6本の雄しべとは屈曲した竜骨弁の中に収められていて露出したもの
を見るのは珍しく、ことにアメリカホドイモでは竜骨弁を開かなければ現れてきません。
ホドイモ属での受粉がどの様にしてなされるのか、媒介者がいるのかどうかも分かりません。
私は3年前から自生のホドイモと栽培のアメリカホドイモとを観察していますがまだ結実した
のを見たことがありません。
ホドイモはマメ科なのに結実することが少ないらしく、ことにアメリカホドイモにいたっては
結実したという報告を見たことがありません。
なお、ネット通販などでアピオスの種として発売されているのは種芋のことなのです。
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本日ホドイモを収穫して調べたいことあり、偶然に"花好きじじいさん"
拝見しました。山では豆なるのに
栽培して見ると豆なりませんね。
不思議でなりません。