牧師室だより 2011年3月20日 困難にある人々のため
以下は、アイオナ共同体の牧師ジョン・ベルの祈りです。この祈りに合わせ、さらに私たちの祈りも加えて、被災地の方々、救援に当たっておられる方々のために祈りましょう。
主なるキリスト/昔も今も、あなたは人々の信仰をお受けになり、平安と癒しをお与えになりました。私たちの信仰がたとえ弱くても、私たちを顧み、よき業に当たらせてください。/心と体に大きな痛みを負っている人々、苦しみの中にある人々、私たちが知っている以上にひそかに苦しみを抱いている人々、夜、朝だったらよい、朝、夜だったらよいと嘆く人々がいます。主よ、覚えてください。/その苦しみが体の痛みでなく、過去の悪夢や、未来の亡霊にまとわれている人々、ノイローゼ、抑うつ状態、恐怖感に襲われ、しばられている人々、何が誤りであり、何を祈るべきか、分からない人々、主よ、癒しをお与えください。/光が闇に変わった経験をしてしまった人々、人間関係が破れ、衝撃を受け、言葉を交わすことがなくなってしまった人々、生きる目標が何であるか、分からなくなった人々、主よ、平安をお与えください。/私たちに悩みを語らない人々、私たちがその人の名を敢えて挙げない人々もいます。主よ、あなたはお分かりですか。私たちの知らない時にも所でも、苦しむ者、悩む者を顧みてください。愛の主よ、癒しと平安をお与えください。
第一テサロニケ5:14-15「兄弟たち、あなたがたに勧めます。怠けている者たちを戒めなさい。気落ちしている者たちを励ましなさい。弱い者たちを助けなさい。すべての人に対して忍耐強く接しなさい。だれも、悪をもって悪に報いることのないように気をつけなさい。お互いの間でも、すべての人に対しても、いつも善を行うよう努めなさい」。
アイオナ共同体は、1938年より始められたスコットランドにあるエキュメニカルな共同体。社会と積極的に関わり、失業者たち、青少年や女性の問題、エイズなど、現代社会の様々な課題と取り組んでいる。同時に礼拝を大切にし、新しい祈りや賛美を模索し続けている。