平塚にあるキリスト教会 平塚バプテスト教会 

神奈川県平塚市にあるプロテスタントのキリスト教会です。牧師によるキリスト教や湘南地域情報、世相のつれづれ日記です。

もしバナゲーム

2018-06-25 06:54:57 | 牧師室だより

牧師室だより 2018年6月24日 もしバナゲーム

 先日の新聞に「もしバナゲーム」が紹介されていた。最近、全国の介護施設などで広がっているカードゲームだそうだ。「もしものための話し合い」を「恋バナ」よろしく「もしバナ」と略したゲームということらしい。

 「余命半年」と宣告されたら何を優先して生きるか。トランプのような36枚のカードでゲームをしながら考える。自分らしい最期を迎えるため、早いうちから終末期について家族らと話し合っておくことは大切だろう。でも、なんとなく「縁起でもない」という理由で、避けていないだろうか。このカードゲームのいいところは、ゲーム感覚でそんな難しい話題を家族や友人と考えたり話し合うことができることだ。

 このゲームは、一人でもペアでも4人1組でもできる。それぞれ多少ルールは違うが、カードに「誰かの役に立つ」「痛みがない」「家族と一緒に過ごす」などと書かれているので、自分にとって大事なこと、希望するカードを選ぶ。そしてなぜそれを選んだか理由を考え、家族や友人に説明し、話し合う。自分と他人との死生観や価値観の違いが分かり、面白い。

 さっそくカードを購入し、私たち夫婦でやってみた。まず私が自分にとってとても重要、ある程度重要、重要でないと35枚のカードを分ける。同時に連れ合いは「私がどう思っているか」を想像して、同様にカードを分ける。そして、互いの選んだ「とても重要」を比べる。私たちの場合、とても重要の10枚のうち5枚が一致した。多いと思うか少ないと思うか微妙なところ。一致したカードは、確かに日ごろ私が連れ合いに言っていたことだった。その後、なぜそれを選んだの?そんなことはあまり重要ではないよ、などと話が弾んだ。確かに楽しい。今度は子どもたちと親子の関係でやってみたい。

 次に「サロン虹」で4人1組でやってみた。それぞれがとても重要なカード3枚を選び、なぜ選んだかを説明していく。ゲーム感覚で互いの思いを共有することが出来た。

特別伝道礼拝のご案内

2018-06-22 16:27:58 | 教会行事

特別伝道礼拝のご案内

日時:2018年6月24日(日)11:00~12:15
場所:平塚バプテスト教会
テーマ:あなたの居場所
講師:城倉啓牧師(泉バプテスト教会)

あなたの居場所はどこですか?
あなたの居場所はありますか?
共に見つけましょう。
お待ちしています。
教会員でなくても、信者でなくても、どなたでも歓迎。


あなたの居場所

2018-06-20 18:16:09 | 教会行事

特別伝道礼拝のご案内

 昨今の日本は子どもや大人、高齢者に関わらず、大変生きづらい時代だと言われます。その原因としては、様々な場面に見られる格差の拡大、孤立化にあるように思います。そのような中で、教会が地域の方々にホッとできる、癒される居場所、さらには交流の場を提供することは大切な働きだと考えます。
 
 今回の特別伝道礼拝のテーマは「あなたの居場所」です。博識でユーモアのある楽しい城倉啓先生がどんなお話をされるのか今から楽しみです。ぜひお出かけください。

 あなたの居場所が見つかるかもしれません。お待ちしています。
               
■ 特別伝道礼拝 6月24日(日) 11時~12時15分
  平塚バプテスト教会 0463-33-2320
 
  聖歌隊の特別賛美もあります。

  テーマ「あなたの居場所」
  講師:城倉 啓 牧師
 (泉バプテスト教会、1969年昭島市生まれ、西南学院大学神学部専攻科終了、米国留学、神学修士号取得、志村教会を経て2013年より泉教会牧師)

あなたがたは神の神殿

2018-06-20 17:56:05 | 説教要旨

<先週の説教要旨>2018年6月17日 主日礼拝 杉野省治牧師
「あなたがたは神の神殿」 コリントの信徒への手紙一3章10-17節
 
 パウロは教会のことを様々な言葉で表現している。「わたしは、神からいただいた恵みによって、熟練した建築家のように土台を据えました」(10節)と言い、自分を建築家、教会を建物にたとえている。そして、この建物で要となるのはイエス・キリストという土台であると。

 しかし、次に問題となるのは、この土台の上にどのような素材を用いて家を建てるかだ。例として、金、銀、宝石、木、草、わらの六つがあげられているが、それぞれの家が試され、真価を問われる日が来る。それは「かの日」(13節)、つまり、キリストの再臨される日で、その日に各々の建築家の仕事ぶりが火によって試されるのだ、という。

 パウロはその話を何のためにしているのか。教会の働きの中身が問題だ、ということだろう。「あなたがたは……知らないのですか」(16節)とパウロは問うている。そして「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいる」(16節)と教え、教会は神の霊の住みたもう神殿、聖なるものである(17節)ということ、これこそ決定的に重要なことだ、と言うのである。

 ここでパウロは「あなた方」と複数形で言っている。教会はギリシア語で「エクレシア」という。「神から召し集められた者」という意味を持つ。イエス・キリストによって召し集められた人々の集まりをいう。「そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません、あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです」(ガラテヤ3:28)と、パウロが書いている。また、主イエスは「二人または三人が私の名によって集まるところには、私もその中にいるのである」(マタイ18:20)と言われている。それが教会。

 私たちの教会は、交わりの中に祈りがあり、神の霊が住んでいてくださり、聖なるもの、神のものとされているだろうか。教会はこの聖霊によって生かされている。先週の説教で話したが、教会の土台としてのキリストと、教会の完成者としてのキリスト。そのキリストにおいて多様な人々が組み合わされていくところに、教会の豊かさや健全さがあり、その時、教会は成長していくということ。同じ主を共通の礎とし、仰ぎ見て歩むところに一致があることを私たちは教えられた。その私たちの祈りの交わりの中に聖霊が働き、私たち一人ひとりが生き生きとされていくのではないだろうか。そのような一人ひとりが輝いて生きる群れとしての教会を建て上げていきたいものだ。

平塚教会の黎明期

2018-06-19 12:01:01 | 牧師室だより

牧師室だより 2018年6月17日 平塚教会の黎明期

 教会組織総会が1950年6月18日。今年は教会組織68周年となる。昨年のこの欄で、教会組織までの前史ともいうべき初代牧師長尾先生の戦前の宗教弾圧の苦難の歴史を紹介した。今回はその後の教会組織前後のことを振り返り、神の導きと恵みの数々を想起し感謝したい。

 『創立50年誌』(2000年発行)の年表に「1946年(昭和21年)10月 長尾三二牧師居宅にて伝道開始」とある。戦後いち早く平塚でホーリネス教会として伝道されていた長尾先生は、1946年、目白ヶ丘教会の熊野清樹(ゆや きよき)牧師によってバプテストの群れへと導かれ、その後(1948年10月)目白ヶ丘教会平塚伝道所として福音宣教を進められた。当初信徒6名とある。神奈川連合で最初のバプテスト教会である。

 その後、米国南部バプテスト連盟日本宣教団からの莫大な献金援助によって教会土地取得(1949年7月)、教会堂建築がなされ、1951年10月に献堂式が行われた。この間のことをA・K姉(最初からの教会員の一人)は『創立50年誌』に次のように書かれている。「まもなくして終戦を迎え、長尾先生がすでに献身なされて神学校を卒業され平塚バプテスト教会に就任されました。現在の豊原町に土地を購入し、アメリカバプテスト教会からの援助で、教会堂を建築する事が出来、そして牧師館も与えられて、長尾牧師先生ご夫妻が住まわれたのです。献堂式(1951年10月7日)には、大勢の方々と共にこの喜びを分かち合い、新たなる伝道の為の決意を固くし、神に感謝の祈りを献げたのです。」

 この喜びの献堂式の1ケ月後のE‣B・ドージャー宣教師による特別伝道集会において信仰決心し、11月26日にバプテスマを受けられたのがS姉とT姉である。

 教会は昨年より「子どもプロジェクト」というビジョンを与えられ、多目的集会所「こひつじ館」を建設、4月より地域に開放された子育てサロン「こひつじひろば」が開始され、新たな1ページが開かれた。これらの働きも、信仰の先達や多くの米国からの祈りと献身の働きの上にあることを忘れてはならない。