正さん日記

世の中思いにつれて

台湾総統選挙、民進党の頼清徳が当選。同じ政党が初の3期連続政権へ

2024-01-14 12:01:42 | 世界

 1月13日、注目された台湾の総統選挙が行われ、優勢と言われていた民主進歩党(民進党)の頼清徳(ライチントー)副総統(64)が約40%の票を獲得して当選した。今後4年間、台湾のトップとして政権を担う。

 民進党は3回連続して総統選に勝利したが、台湾で同じ政党が3期続けて政権を担うのは初めて。新総統は5月20日に就任する。

 政権奪還を狙った親中派の侯友宜(ホウユーイー)新北市長(66)は33%で及ばず、第3勢力の民衆党柯文哲(カブンテツ )前台北市長(64〉は26%だった。

 3者とも中国との関わりの濃淡が大きな争点だったが、現政権より独立色の濃い頼氏の当選により、「統一は歴史の必然」とする中国の習近平(シーチンピン)指導部が圧力を強めるのは必至で、中台の緊張が一層高まる可能性がある。

 その点については、アメリカも対中関係で余り過激過ぎることは望んでいないため、一定の警戒感を抱いているようだ。

 総統選挙と同時に行われた立法委員(国会議員)選挙(議員数113)では、民進党の議席が過半数を割り込み、第2党に転落した。

 少数与党となったことで予算・法案の通過が不安定になり、アメリカとの安全保障の連携の足かせになる可能性もある。

 一方、頼氏は親日派で、今後日台関係はさらに良好になることは間違いないが、対中関係を考慮に入れると日本としてリスクが大きくなることも無い分けではない。「関連:2023年8月14日

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キックバック問題、安倍派、... | トップ | 宮城、逆転で29年ぶり2回... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事