日本時間の昨日１１時４０分頃、ウクライナと接するポーランドの村にロシア製のミサイルが着弾、ポーランド人２名が死亡した。
NATOの一員であるポーランドにロシアから意図的にミサイルを発射したことになると、ＮATO条約第４条、第５条にてらし、ロシアへ反撃することになれば大変なことだ。
これに対し、ロシア側は自国からの発射を否定、「ことさら物事をエスカレートさせている」と非難した。どこに対して非難したのかははっきりしないが、恐らく、西側、或いはウクライナを指しているのか不明だ。
できるだけ事を大きくしたくないアメリカのバイデン米大統領は、１６日、訪問中のバリ島でミサイルは軌道から考えれば、ロシアから発射された可能性は低いと語った。
専門家の見方として、１つはロシアの誤発射、2つ目はロシアのミサイルをウクライナが迎撃したことにより破片が飛び交った、３つ目として本当にロシアが撃った。としているが、現段階でははっきり分かっていない。
折から、インドネシアのバリ島で開かれていたＧ２０では、Ｇ７とNATOの首脳が緊急会議を開くなど大きな動きがあったが、バイデン大統領の見方が示すように冷静沈着な対応に徹している感じだ。
まさか、これが契機になって世界戦争に発展するようなことは絶対あってはならない。「関連：１１月５日」
