正さん日記

世の中思いにつれて

バイデン民主党、上院で勝利、下院は未だ決まらず。共和党はトランプ氏の動向が焦点に

2022-11-14 13:49:06 | 世界

 8日に投票されたアメリカの中間選挙は、民主党が予想以上に健闘し、議会上下院とも勝敗に決着がついていなかったが、12日までの開票の結果、与党民主党が西部ネバダ州で上院の議席を獲得、合計50議席となり実質的に上院の過半数を制した。

 終始、上院選挙で共和党新人候補がリードしていたネバダ州で、民主党現職キャサリン・コルテズマスト氏が共和党の新人アダム・ラクソルト氏に勝利した。

 これで上院は選挙の5日目で決着した。しかし、共和党が多数派奪還を狙い、僅差でリードする下院は未だ開票が続いている。

 上院は、ジョージア州が民主、共和ともに50%の得票を得られず、12月6日に再選挙を行うことになったが、この結果を待たず民主党が勝利した。

 接戦州で自身が推した候補が敗れたトランプ前大統領は、例によってまた不正があったと叫んでいる。

 特に、民主党に投じた人が多いと言われる郵便投票の開票に手間が掛かり、それまでのリードを覆される結果になると、証拠もなく不正があったと騒ぐのがトランプ氏の常套手段になっている。

 そのトランプ氏が、15日に「とても大きな話をする」と述べている。2024年の大統領選挙に出馬を表明するとみられている。

 しかし、今回の中間選挙で優位とみられていた共和党が上院で敗北、下院でも大苦戦を余儀なくされた原因の1つにトランプ氏の突出があったと思われている。

 共和党は12月6日に行われるジョ-ジア州の再選挙前に、トランプ氏の出馬表明は見合わせて欲しいと考えていたようだが、上院の決着がついたので余り関係がなくなった。

 今後の2年間は、大統領選挙のシーズンになるが、本来、勝つのが当たり前の中間選挙で敗北に近い結果になった共和党がトランプ氏を抱えて捲土重来を果たせるのか、民主党で高齢のバイデン氏が再選を目指すのか。2年はあっというまに過ぎていく。「関連:11月13日

 

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