正さん日記

世の中思いにつれて

萩生田自民党幹事長代理、消費税増税の延期に言及、安倍首相と口裏合わせか

2019-04-20 10:05:35 | 政治

 自民党の萩生田光一幹事長代理が4月18日、インターネットのテレビ番組で、10月の消費税増税に関し、6月の日銀の企業短期経済観測調査(短観)が示す景況感次第で延期もあり得るとの考えを示した。

 また、もし消費税引き上げを延期する方針を出す場合には、国民の信を問うことになる」と解散総選挙についても言及した。

 これに対し、菅官房長官は同日の記者会見で消費税増税に関し「リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り、10月に10%へ引き上げる予定だ。国会答弁の通り全く変わらない。安倍晋三首相や私が責任を持って答えている」と述べ、萩生田氏が言及した増税を延期する可能性を否定した。

 その後、萩生田氏は、自身の発言について、「全く個人的な発言で、安倍晋三首相から何ら指示を受けているわけではない」と、首相からの指示について否定した。

 しかし、野党は、首相側近の萩生田氏の発言は、安倍首相からの指示によるものだと判断、消費税延期を争点に、衆参同日選挙も有り得ると警戒を強めている。

 野党側は、最近の景気減速は、アベノミクスの限界を示しており、その中で消費税増税はいっそう景気減退に繋がるとして、延期については「我が意を得た」としているが、一方、衆参同一選挙を見据え、早急に態勢を整えなければならなくなった。

 萩生田氏は、今回の発言を個人的なものとしているが、党の責任ある立場にいる者が、勝手に重要発言をすれば処罰されるのが常識であり、何らお咎めないところを見ると、首相と口裏を合わせた発言であったことは間違いないだろう。

 こんな見え見えのアドバルーンを上げて、世論の反応を見定めるのが、安倍政権の常套手段だが、うそで固めた政治的発言のいやらしさを感じる。教育上も良くない。

 

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