24日の夜、NHKクローズアップ現代「揺れる地方議会 いま何が起きているのか」にうなづきながらの視聴でした。相次ぐ不祥事で厳しい視線が注がれている地方議会、議会本来の役割を果たしていないという声が高まっている中で、そのあるべき姿を考える番組で知り合いの他市議員らがブログに書き込んでいました。
翌25日のクローズアップ現代では「おなかいっぱい食べたい~緊急調査・子どもの貧困~」を取り上げ、こちらは胸が詰まる思いでした。7月の厚労省の調査では「相対的貧困」状態にある子どもの割合は6人に一人の過去最悪の値です。飽食の時代といわれながら一日一食しか食べれない子どもたち・・・、NPOなどがこの夏に行った調査では一人あたりの食費が一日329円、貧困家庭における子どもの食の実態が明らかになりました。他人(市民)の金なら残さず使わねば損という政務活動費と重ねながら、政治の貧しさの現状を突きつけられた連日でした。
写真は26日朝の日本海で、沖には白波が立ちすっかり秋模様です。そして月末金曜日深夜は、テレビ朝日系列朝まで生テレビ「激論!“慰安婦問題”とメディア責任」です。先月の朝日新聞の記事訂正と謝罪を受けて慰安婦問題とは何なのか、政府や国民はどのように向き合うべきか、そして日本のマスメディア、ジャーナリズムはどうあるべきかの徹底討論です。司会者田原総一郎氏を中心に席を左右に分かれての12名の激論で、ジャーナリスト青木理氏(元共同通信ソウル特派員)の言葉にまっとうさと説得力がありました。
そういえば田原総一郎氏からもまっとうさが伝わりましたが、異なる意見に対する池田信夫アゴラ研究所所長(元NHK職員)や秦郁彦現代史家、山際澄夫元産経新聞NY支局長らの品性などとは無縁の発言(暴言)姿勢に、何だかメディア出身者同士の“ウチゲバ”を見ているようでした。そんなことで私もつい熱くなってしまい時々ウトウトしながら、とうとう番組最後の土曜の明け方まで聞き入りました。
26日付け朝日新聞17面「オピニオン」欄、紙面審議会「本紙へ批判や提言」の横見出しで、文芸評論家の斎藤美奈子委員の「分かりにくい検証記事/権力監視の姿勢を貫け」になるほどです。斎藤委員は「もっとも懸念しているのは、この件で朝日新聞の腰が引け、慰安婦問題や東京電力の追及にブレーキがかかること、・・・・・朝日新聞の委縮は、ただでさえ暴走気味の政権をさらに調子づかせる。その先に来るのは民主主義の死だ。現場の記者の声も汲み上げ、反権力の姿勢を貫いてほしい」と・・・。また朝日新聞綱領には「不偏不党」「真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してその中正を期す」とあるそうで、新聞は政府の広報紙ではないはずで、言論を封じ込めようとする社会の不正とも向き合ってほしいものです。
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