すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“戦争への足音”心あらば反対を!

2014年09月01日 | 日々思うこと

暦の上ではもう秋で、NHK連続朝ドラ「花子とアン」も日中戦争へと進み、激動の時代に目が離せない毎日です。私の父も中国大陸の激戦地(中支)へ、生還しても3人の子どもたちへはあまり多くを語らなかったことを思い出します。いま戦争を語れる人たちが年々少なくなり、戦争での飢えを知らない娘や孫ら“平和の申し子”たちが多くなっている中で、どう伝えてゆくかと考え悩む8月でした。
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そんな中で、なかにし礼さんの詩「平和の申し子たちへ!」が大きな反響です。実はパソコンに一度も向き合わない友人が、テレビ番組でなかにし礼さんの朗読を聴いて感動し、お連れ合いに頼んで毎日新聞夕刊からダウンロードした詩を何枚もコピーしての拡散です。私もその一枚を手にし、心ある人ならば何らかのアクションを起こしてくださることと8月の終わりに貼り付けた次第です。そんなことで早くもコメント欄などでも反響があって嬉しく受け止めています。


上越市で女性学を一緒に学んだ元教員のKさんは小学生の時に戦争を体験し、「さあ明日から戦争ですよということはなく、気がつけば戦争になっていた」と、そして訳も分からず教科書を黒く塗りつぶした体験をことあるごとに話していました。前にも書き込んでいますが海の向こうの中国や韓国とは二度と争いたくないもので、日本人が住まない無人島の尖閣諸島や竹島のために血を流すなど、こんなにバカげたことは賢明な選択ではありません。
安倍首相はそんな時代が再び来ないと断言ですが、その内閣改造人事を垣間みても危うい人ばかりではないでしょうか。

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国連人種差別撤廃委員会は29日、日本政府に対してヘイトピーチ(憎悪表現)問題に「き然と対処」し、法律で規制するよう勧告する「最終見解」を公表しました。ところが何を思ったか自民党高市早苗政調会長、国会周辺での街宣やデモの音で「仕事にならない状況がある。批判を恐れず議論を進める」との強い姿勢にビックリです。ヘイトスピーチ規制の自民党プロジェクトチームでも、右翼団体の大音量の街宣や、毎週金曜日に行われる市民らの反原発デモなど国会周辺の街頭活動に対する音量規制を検討課題にすることを確認しております。

ところが1日、世論の反発で高市早苗政調会長は一転し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)規制だけ検討する方向に切り替えました。
デモ規制の強化は憲法が保障する「表現の自由」を侵す懸念が強く、デモとヘイトスピーチを同一視しまとめて議論する姿勢に、この人たちは憲法を正しく理解している国会議員なのかとと憤りの昨今でした。研ぎ澄まされた感性でアンテナを高くすると
戦争前夜を感じることができるはずで、心あらば反対の声をしっかりと上げてゆきましょう。


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