今日は西日本を襲った記録的豪雨による「大雨特別警報」が発表されてから一週間になります。広島県など少なくとも6県12市町の1691世帯2800人余りが依然として孤立状態に陥って、孤立した住民が最も多かったのは広島県呉市ということです。
被災者の避難所に学校の体育館などが使われていますが、時間の経過と共にプライバシーのない体育館では限度もあり、何とか旅館やホテルなどの借り上げができないものでしょうか。また災害現場では救助犬も活躍ですが、人も犬も猛暑で大変な様子が伝わってきます。
おりしも14年前の2004年の今日は、新潟・福島豪雨で長岡市や見附市など広範囲で浸水被害が発生しました。広大な越後平野が浸水したため、避難所となった施設までが浸水し避難者が孤立し、三条市では堤防の決壊による被害が五十嵐川の左岸側に集中して「人災では」との批判もありました。
この年は糸魚川市との合併一年前で、旧青海町の光徳寺の若きご住職の呼びかけで急きょ、寺のワゴン車に支援物資を満杯に積んで届けたことを思い出しますが、備忘録もなくどこの場所へどう行ったのか記憶も曖昧です。
同年の10月23日、大地を震撼させた中越地震が発生し、この時も同様でしたが、阪神淡路大震災を機に立ち上がった災害ボランティア団体の「中越元気村」の大テントが小千谷市内に設置され支援物資を届け、ご住職のお母さんの実家のある旧川口町へ立ち寄ったことは確かな記憶です。
時どき通る道沿いに梅雨明けと共にカンナの綺麗な花が咲き出しました。カンナの由来は、仏教の最高の位“仏陀”が生んだ花とも言われているそうで、品種改良でしょうか珍しい色合いで、風で道端に倒れても暑さに負けない力強さが伝わってきます。
今日は午後から気温上昇の中を歯科医院へ・・・、治療を終えてから広島災害支援センターに送るタオルの収集で、あっという間に夕方です。“災害は忘れた頃にやって来る”「7.13水害」を教訓に、西日本の豪雨被災地へもできる限りの助け合いをと思う一日の終わりです。
『自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感』http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56477