すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

命を脅かす熱中症と小中学校のエアコン設置率

2018年07月24日 | 日々思うこと

終わりが見えない日本列島の猛暑の中で、熱中症で搬送された人が2万2千人を超え65人が命を失っています。気象庁は「命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」と表明です。長引く猛暑は高齢者だけでなく子どもたちにも負担が大きく、厳重な警戒が必要ですが気になるのは小中学校のエアコン設置率です。

文科省の学校環境衛生基準では、「教室等の温度は17℃以上、28℃以下であることが望ましい」と今年3月末に通知を出していることを知りました。(これまでは10℃以上30℃以下)となると、この猛暑でクーラーなしでの28℃以下は無理なことです。昨年4月の文科省調査によると、新潟県の公立小中学校の普通教室には12.9%の設置率で全国42番目でした。

それでは糸魚川市の小中学校はと、市教育委員会こども教育課へ電話を入れると、先ず「どういう立場で?、問い合せの目的は?」と聞かれるのでビックリです。設置率を把握していないようで数分後に教育次長からの電話で、市内小学校では22%中学校はそれ以下ということで調査中、当然ながら古い学校ほど普及しておらず、これから順次設置の方向ということです。

今年のような猛暑が今後も続く可能性があり、命にかかわる問題ですから格差があってはならず、何としてもクーラー設置を急がなければなりません。ちなみに全国公立小中学校の場合、1998年は3.7%にすぎなかったのが、2017年の調査では49.6%にまで上昇です。温暖化が進むこの20年の間に、普通教室のエアコン設置率は大幅に高まっており、設置率がもっとも高いのは東京都です。

午後の外出からの帰り道に、国道8号姫川大橋の信号から堤防沿いの道路へ右折です。東京発電(株)の放水口から、干上がって水量の少ない姫川本流に向かってのスゴイ水流で、雨が恋しいだけに“もったいない”思いで撮りました。

また猛暑が連日続く中で魚沼市は、消雪パイプを利用した“打ち水”を試験的に始めたそうです。体感温度を下げるだけでなく、土ぼこりの抑制などを狙っており“打ち水”により涼感が漂っていることでしょう。

暑い教室で扇風機だけで猛暑をしのいだ孫たちも今日は終業式で、明日から長い夏休みに入ります。今年の夏休みは私にとって例年よりも忙しく、ブログも隔日の書き込みになりそうですが、その前に熱中症にならないようにと・・・。