日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

切り羽の証拠

2006-08-28 | 北海道から
No.2263
8月11日撮影

(順不同ってやつで恐縮です)

本州と北海道をつなぐ青函トンネルは、いわば近代技術の粋を集めた日本の誇り。(なのかな)
これを紹介している青函トンネル記念館で撮ったのが上の写真です。
同館のHPにもシアターとしてリンクされていますが、じっさいの上映中に驚いて、あわてて撮りました。
いわゆる切り羽の現場です。
何に驚いたのかわかりますか?

ちょっと話は飛ぶけど、
トンネル じん肺」で検索するとこちらほかたくさんの参考ページがあります。

で、
あらためて自慢?のシアター(上の写真)を見てください。
そう、
作業員の誰ひとりマスクを着用していないのです。
ライトで照らされて、大量の粉塵が舞っていることがはっきりとわかる映像もありました。

こんな場面を
反省でなく誇りとして上映していて、
これまでクレームも疑問も出てないのか、
を聞いてこなかったのは迂闊でしたが。

と、
末端で働く人を使い捨てにしながら近代化とやらに浮かれてきた日本という国。その実態を改めて認識するための北帰行なのです。

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