隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1656.猫弁 やっかいな依頼人たち

2016年08月11日 | ユーモア
猫弁
天才百瀬とやっかいな依頼人たち
読了日 2016/08/11
著 者 大山淳子
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 377
発行日 2012/03/15
ISBN 978-4-277221-1

 

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みたいと思っていた比較的新しい本を、図書館を利用することで一通り読んで、なんだか一仕事終えたような気分だ。僕のこの読書日記は今では読んだりブログに書いたりすることが、仕事のような感覚になっている。
現職を退いてから一定期間塾でパソコン講師のアルバイトなどをしていたが、今では毎日が日曜日の状態だから、何事にもとらわれることのない、のんびりとした暇つぶしであるべきなのだが、生来の貧乏性が災いして、何かしていないと立ち後れるような気がして・・・・。
別に立ち止まろうが遅れようが一向にかまわないのだが、今年11月で喜寿を迎えようとする僕の性格は、もう直しようもないだろう。仕事だと思ってやるのもよし、趣味だと思ってやっても良しだ。
梅雨が明けたと思ったら、今度は猛暑が襲ってくる。雨がほしいと思えば集中豪雨が襲い来る、近頃の気象状態はどうなっているのだろう?エアコンのない僕の6畳間はこのところ毎日蒸し風呂状態で、5分に一度はエアコンのある階下の居間に避難している。
だが、僕の体はエアコンに対しても、わずかながら拒絶反応を示して、そう長いことエアコンの風に当たっていられないのだ。冷蔵庫から氷を取り出して、氷水を作ってはまた2階へと戻る。

 

 

昨年秋から血圧の高くて不安定な状態が続いて、行きつけの病院のドクターは狭心症の疑いもあるからと言って、市内の総合病院への紹介状を書いてくれた。総合病院での冠動脈造影の検査を受けた結果、冠動脈の一部が狭くなっているので、その部分にステントという金属の管を入れて、血管を膨らませる手術(PCI)を月に行った。
2泊3日の入院での手術は1時間半ほどで終わって、退院するも少しの運動で息切れしたり疲れたりする状態は、依然として改善していないことは、すでに何度かここにも書いている。
そんな状態だから、特に熱中症にも気を付けなければならないのだが、気まぐれな気象状況はそんな僕のことは全く気にもかけてくれない。毎日の体温や血圧だけでなく、食事、服薬の時刻や排尿等を記録する、健康管理表を作って、通院の際医師に見せようと記録しているが、7月の半ばごろから血圧の数値が次第に低くなってきた。今月は19日金曜日が診察予約日になっているから、医師がどのような診断を下すのか、ちょっとばかり気になっている。

 

 

書記録か健康診断記録かわからなくなってきた。 本書は、まだ見てはいないのだが、2012年4月にTBSで放送されたドラマの原作ということで、読んでみようと買っておいた文庫だ。ドラマは録画してDVDに収めてあるから、原作を読んだので近々見てみよう。
しかし、僕はミステリーの限らず読めば、多少の落差はあるものの主人公やメインキャラクターに、感情移入をするかあるいは魅力を感じるものだが、残念ながら本書の主人公である若き弁護士・百瀬太郎のキャラクターは好きになれなかった。
なぜだろうと考えたが、好き嫌いに理屈はないといわれるように、あまり明快な理由は見つからないが、もしかしたら僕は愚かにも、主人公に対してスーパーマン的な活躍を期待していたのだろうか?
まさか物語に登場する主人公が、いつでもそうした人物であるとは限らず、読者の意に沿わない人物は数多くいるはずなのだが、弁護士という職業柄が面白い法廷場面を想像してしまったのが、間違いのもとか。

それでも6章にわたって語られる事件と、それに対する百瀬弁護士の対応は、可笑しくも悲しい人間ドラマを形成して、決してつまらなくはなかったのだが・・・・。
聞くところによれば、この主人公のシリーズはこの後いくつも続編があるらしい。それだけ読者に支持されたのだろう。僕の趣味に合わないだけで、多くの読者は面白く読んでいるのだ。文句を言う筋合いはない。

 

 

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