すみちゃんノート

ひまつぶしのいろいろ

「第二楽章 福島への思い」を読んで

2015年12月23日 | 四方山話
吉永小百合編集 男鹿和男画 英訳 早河敦子 エミリーグロショルツ

「第二楽章 福島への思い」の中の いわゆる原発難民と呼ばれる方々の詩が 深く心に残りました

原発の仕事は 危険で好まれない仕事ですから 高給ですが機械が古くなること 大地震 大津波などの災害を忘れて 自分の墓穴を掘るために働いて 原発景気をつくった・・・それが今は 見えず 匂わず 音もしない放射能がどこまでも いつまでも追いかけて苦しめる・・こんな内容のように思います・・安住の地が見つからない避難する人達の声を代弁しているような詩です・・(著作権がありますので佐藤紫華子さんの詩の内容の一部を書きました)

また  小学6年生の小原隆史さんは 今も原発という戦争は 放射能という弾をうち 人々の心をうちぬく もがいても もがいても弾は来る・・で始まり 戦争という言葉を使っている 弾は無色透明である むしろその方が恐ろしく 今も続くこの戦争をし 弾をうち続ける者は誰なのか・・

クリスマスイルミネーションが眩しいほど煌煌と 点されている街を見ながら 忘れてはいけない くり返してはいけないと思う・・

福島の山や川 実りや自然の絵も描かれたこの本は 英訳されて世界にも発信しています・・原発は地球上のどんな人にとっても人事ではありませんので 広く世界の人々に読んで欲しい生の声が書かれた本です・・ 
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