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すみちゃんノート

ひまつぶしのいろいろ

[青い壺」有吉佐和子著を読んで

2025年04月16日 | 四方山話
小説「青い壺」が TVで紹介されたとかで 最近また人気が出ているそうです 本屋さんでも見かけたので 有吉佐和子さんが懐かしくて買ってきました・・

有吉佐和子さんは1931~1984 53歳没となっていました・・


「恍惚の人」1972 「複合汚染」1975など社会派の小説が好きでした また「花岡清州の妻」1966のようにドラマ化で知ったものもあり 当時 氏の物言いや姿勢にも好感が持てました・・(身長が165cm カトリック教徒で洗礼名はマリア マグダレーナと言い 海外生活の経験もあります)

氏の作品は今では絶版になったものもあり 本屋さんに他に1冊おいてあったので買ってきてみました・・



「恍惚の人」も「複合汚染」も現在進行形の社会問題で 50年前と言えど決して古い話ではなくて 読んでいた当時とともにいろいろと思いだします・・

「青い壺」現代でも共感できるところがあり人気が出たのだと思います・・(本の中にシスター マグダレナという人物が登場します)

本の中に共感できる文があり 書き出したものの一部です・・

 「親が子供に何で遠慮することがあるだろう・・健康な肉体と一応の学歴を与えたら もう親の役目は終わったのだ」

 「味覚というものは教養だからね・・」

 『七十まで生きれば立派なものだ もう我慢も辛抱もしないから そう思えって言ったの」

氏の作品は今読んでみると ずいぶん年代が前の小説ですので 懐かしい言葉や物や人が出てきます・・

「ぞろっぺ」「サカサクラゲ」赤線 アルマイトの弁当箱 アランドロン 池部良・・などなど・・思わず氏の顔を思い出してしまいました・・年齢を重ねた氏の作品も拝見したかったです・・





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読書

2025年03月01日 | 四方山話
大雪で今まで図書館に本を返却しに行くのもままならずにいました・・3月だというのにまだまだ積雪がこんなにある年は珍しい・・

ファンも多い桐野夏生さんの小説は以前にも何冊か読みましたが 続けて興味深い作品が出ていますので読んでいました・・

残虐記 オパールの炎 日没 夜の谷を行く 砂に埋もれた犬 燕は戻ってこない・・今回も何冊か読みました

特に「燕は戻ってこない」は今の社会的な問題である貧困 特に派遣の若い女性の貧困 奨学金返済・・お金のために代理母まで考えます・・読んでいるこちらまで辛くなります

他の本も 貧困 格差 ネグレクト 虐待・・少女監禁あり 言論統制あり・・

また桐野夏生さんは1951生まれで 中ピ連の女性活動家や連合赤軍に関わった女性のその後などもテーマに書かれていて 我々世代には懐かしくもあります・・(若い世代にはピンとこないかもしれない)

日本女性のジェンダーギャップ指数は146か国中118位(2024)だそうでネパールが117位だそう 

女性の立場が弱く リスペクトされず大切にされないとしたら その国は繫栄するでしょうか・・






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最近読んだ面白かった本

2025年01月21日 | 四方山話
本にも相性があるように思う・・年齢的にもあまりにかけ離れた内容はピンと来ないかもしれない・・

「この本ちょっとなー」と途中で読むのをやめてしまう時もあるし 長編でも面白くてあっという間に読んでしまう時もある 

私が最近読んで面白いと思った本です・・

面白かった本は忘れないものです 心に残るというのかもしれません・・



「笑う森」荻原浩著 「ユーカラおとめ」泉ゆたか著 「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ

最近ほとんどは図書館から借りてくるのですが 前から読みたいと思っていた「彼女は頭が悪いから」はなくて しばらくぶりに本屋をのぞいてみたら文庫本になっておいてあったので買ってきました・・

この本は2018年に起きた東大生による集団強制わいせつ暴行事件に着想を得 創作した作品だそうです

題名の「彼女は頭が悪いから」は 被害者女性を暴行した心情について問われた際 加害者学生の一人が公判で実際に口にした言葉から取られているという・・

本中から「彼らは〇〇を強姦しようとしたのではない 彼らは彼女に対して性欲を抱いていなかった 彼らがしたかったことは偏差値の低い大学に通う生き物を大嗤いすることだ 彼らにあったのは ただ東大ではない人間を馬鹿にしたい欲だけだった・・」

子供の頃から塾に通い 常にトップの成績で テストの問題を素早くとくことには長けていても 他者の悲痛は想像できない 他者の悲痛を想像するのはムダな時間の使い方だ・・

読んでいて大いに嫌な思いがするのだけれど 昨今の社会問題にも通じるところがあると思う 東大出の官僚による国民無視の政策 予算の嘘 特別会計と天下り・・また弱い者への性加害事件なども・・

なんだか嫌な時代になったなーと思うのだけれど こんなんで良いのかなー・・・・偏差値で人の価値は測れないと思うけれど ・・

C国で英才教育を受けたエリートお金持ちが ベンツに乗って 窓からゴミを捨てて走っているとあったのを思いだしました・・(あの国では窓から物を捨てることがある) 



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深緑野分さんの本

2024年11月29日 | 四方山話
冷えてきて今晩あたり雪になりそうです・・夕方5時になれば暗くなり夜長には本が何よりの友達です・・

最近図書館から借りて深緑野分さん(1983年 神奈川県生まれ)の本を何冊か読みました・・

不思議と読むほどに引き込まれていき 長編でもいつの間にか読んでしまい 満足感が残ります

ヨーロッパ(戦時下のドイツ)  アメリカ(映画界の特殊造形師の物語)・・小説で異世界へも行けて読みごたえがありました





「この本を盗む者は」はジブリ映画にもなりそうなファンタジーものです・・

「戦場のコックたちは」コックたちも戦場では武器を持って戦います

「戦場のコックたち」の本の中に出てくる円盤ローストというのを作ってみました・・現地で調達したリンゴで作ったものです

輪切りにしたリンゴにソーセージをのせてブラウンシュガーをかけて焼く(オーブントースターで7分ほど焼きました)

朝食やおやつにもなりそうです



本も買えば一冊2000円ちかくしますから図書館が有難いです・・読んでも重い本が自宅に残らないのも良いですね・・




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ちょっとした工夫が嬉しいね・・

2024年11月16日 | 四方山話
毎日の生活で スムーズにいかなくてイラっとすることがたまにありますね・・

例えばセルフレジで 小さくて見つけにくいバーコードにとまどったり・・・

下の袋のバーコードはそんな事はなくて すぐに機械も反応します・・



ラップが巻き込んで 残りが使えなくなることがこれまでありましたが このラップは良くできています・・

ちょっとしたアイディアでラップが巻き込まれるストレスがなくなりました・・



ドアのストッパーにトイレットペーパーの芯を使ってみました 片方をつぶして ドアの下にはさむだけです

これならいくつもあって便利・・紙なので床もドアも傷つかなくて良い



アイディアって面白いですね・・・・
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