我楽多(がらくた)日記

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さよなら星 7

2014年01月30日 22時04分19秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

お待たせしました。

2014年、初の 「さよなら星」 谷ゆきこ 

7回目となります。




みんな辞めて行き、すずらん一人になってしまった藤先生の研究所。
行方不明のゆりちゃん。
そして、送られてきたゆりちゃんのリボン・・・。
さぁ、ゆりちゃんはどうなってしまったのでしょう?!



1971年(S,46)小学三年生8月号 表紙
   



警察へ届け出た二人。
翌日、バレエ研究所の生徒を募集するためポスターを貼っていった。
   



二人だけのレッスンが続いた。
ゆりちゃんが気になってるすずらんちゃんは、踊りにもうわの空です。
   



踊りを見てほしいと 高峯絵理 と言う少女が訪ねて来ます。
「北川さんはすばらしいと聞いてきました。
私より上手な人とレッスンを受けたら励みになります」
   


藤先生は絵理の踊りを見て、亡くなった高村先生の研究生だとすぐにわかりました。
高村研究生全員が藤先生の研究所に入る事になった。
   



その夜。
「ゆりちゃんを返してほしければ500万円用意しろ」と電話が入る。
   



藤先生は、絵理の家へお金を借りに行った。
   



連絡場所へ500万円を持って行くすずらんちゃん。
だが、約束の時間になっても誰も来ません。
頼まれたと男の子が一枚の紙を渡します。
そこには、「約束を破り警察に届けたので ゆりちゃんは返せない」
とありました。
「私がバレリーナをめざしてから、みんなが私からさよならしていきます」
と、涙を流しながら言うのでした。
   


ところが、家へ帰ってみると、そこにはゆりちゃんがいました。
連れて行ったのは、やさしいおばちゃんだったと言う ゆりちゃん。
では、電話の男の人は誰だったのでしょう?
   


翌日。
藤先生はレッスンの時間になっても来ないため、みんな帰ってしまいました。
夜になっても先生は帰って来ません。
   



そんな時、窓の外に ゆりちゃんを連れて行ったおばさんの姿が。
怖がるすずらんちゃん。
でもゆりちゃんは嬉しそうにかけよって行きました。
   




女の人は、お詫びに来たと言います。
事故で亡くした子どもがゆりちゃんと同じ年で、とても似ていたため
つい連れて帰ってしまい、一日・二日・・・と伸びてしまい、
それを知った弟がおそろしい事を考え出した と。

ゆりちゃんに「おかあさん」と呼ばれ、泣きながら帰るおばさんを
二人はいつまでも見送っていました。

   



そこへ藤先生が帰って来ました。
ママを、いい病院へ移すため北海道へ行っていたと言う先生。
すずらんちゃんからおばさんの事を聞き、先生も
「何もかもうまくいって良かった」と言うのでした。
   
( 藤先生。 昔のポッカの缶コーヒーみたいだ )




      つづく 


1971年(S,46) 小学三年生 
6月号 7月号 8月号 より


ゆりちゃんが無事に帰って来て良かったですね。

でも、私はこの「ゆりちゃん誘拐事件」あまり記憶にないんですよねー。
こんな大ごとだったのに。


ママの病気を治すため「北海道」へ・・・。
谷先生のマンガには、この「北海道」と言う地がよく出て来ます。
「まりもの星」 の なでしこちゃんは北海道出身だし、
かあさん星」 の ターちゃんの声が出る手術をしに行ったのが北海道、
白鳥の星」 の カンナちゃんは、北海道のおじいちゃんの家へ
行く内容があります。
この「さよなら星」でも、頭を打って入院中だったすずらんちゃんが、
意地悪なバレーボール仲間にウソをつかれ
ゆりちゃんが北海道へ連れて行かれる・・・という夢を見てます。

何なんでしょうね?
谷先生にとって「北海道」は、特別な地なのかしら?
それとも、当時の小学生に 「遠くの場所」 を表すのには
北海道が、ちょうどいい感じだったのかしら?
真相はわかりませんが、よく出て来ます・・・。


そして ついに現れましたね
バレエと言えばライバル、それもイジワルなのは必須条件。

この 高峯絵理 という少女は、これから先、
いろいろとすずらんちゃんに関わって来る人物です。

あ、もうお分かりかと思いますが、トーゼン超お金持ちです。


藤バレエ研究所に生徒がいっぱい入って来たし、
ゆりちゃんは無事戻って来たし。
これからだんだんと本格的バレエマンガになって行きますよ~。

次回 お楽しみに





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7 コメント

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感動的です (ごんちゃん)
2014-02-05 12:19:13
初めてコメントします。
小学生の頃、毎回小学○年生を楽しみに読んでいて、特に谷ゆきこさんのバレエ漫画が大好きでした。
大人になってから長い事記憶の彼方にあったのですが、ひょんな事からもう一度ちゃんと読み直してみたいという思いが沸き起こり、ただ谷ゆきこさんのバレエ漫画は文庫化して残っていないので、大変残念に思っていたところ、こちらのブログに行き当たりました。
私も’63年2月生まれで同年代ですので、すずらんちゃんのお話はリアルタイムで楽しんでいました。
全体観はあまり覚えていないのですが、ちょっとしたセリフやひとこまひとこまの記憶は、とても鮮明に覚えています。
このような形で具体的に再会できて、大変感動しています。
またそれ以外の記事もとても興味深く、毎回楽しみに読ませていただくようになりました。
さよなら星の続きを、これからも楽しみにしています。
返信する
私も同じです (我楽多)
2014-02-05 16:38:07
コメントありがとうございます。

私も ごんちゃんさん と、全く一緒です。
谷先生のバレエマンガがずっと頭の片隅に残ってて・・・。
ある時 ふっ と無性に「あぁ。あのマンガ、もう一度全部読んでみたいなぁ」と思ったんです。

今読み返してみると、微妙に記憶と違ってたり、全然記憶に無かったり、
「あーー! そうだ。こんなのあった!」と記憶のアハ体験が出来て 別の意味でも楽しいですよ。

「こんなコマがあったはず」と教えていただけたら、なるべく載せるようにします。
教えて下さいね。

他の記事も読んで下さっているとの事・・・。
とても励みになります。
ありがとうございます。
返信する
ゆりちゃんカワイイ! (Miel)
2014-02-18 19:03:18
はじめまして!私はバレエ星世代で、バレエ星についてはネットでもほとんど画像がなくて寂しいけれど、いつも遊んでいた隣の家の子が、1つ下、私の弟が2つ下なので、「さよなら星」と「かあさん星」もかかさず読んでましたので再会できてうれしいです。

「さよなら星」、誘拐があったのはぼんやりと覚えてますが、この女の人は覚えてなかったです。
若い女の子二人がゆりちゃんにおいでおいで、って言ってるシーンがあった気がします。ゆりちゃんはおかっぱ頭で、上のシーンの髪型も短いですよね。あれ?夏なので切っちゃったかな?と思ったら、しばらくするとまたロングに戻って、また短くなっ、と不思議なゆりちゃんの髪にも注目してました。
ゆりちゃんの、腕を頭の後ろに回してるポーズとか、子供のポーズ本当に可愛いですよね。
返信する
ゆりちゃん (我楽多)
2014-02-19 08:54:17
コメントありがとうございます。

1度に3作品読んでたんですか?!
確かに谷先生は、多い時は3学年分描いてましたからね。

ゆりちゃんの髪型は、短いながらも後ろで結んだり(因みに、家へ戻って来た時のゆりちゃんは、
おかっぱ っぽいけど後ろに結んでます)
左右ふたつに結んだり、おダンゴにしてたりが多いようです。
でも、連載当初の方が三つ編みにしたりして長かったですね。

若い女の子二人がおいでおいで・・・は、意地悪なバレーボール仲間が、ゆりちゃんにウソをついて
北海道へ連れてってしまう「夢」の話じゃないかな?
(さよなら星 4 にちょっと載ってます)
ただ、「おいでおいで」はしてません

谷先生描く子供らしい可愛い仕種は2012年5月7日のブログ「少女コミックの谷作品4」の
「星のふる街」も、よかったら見てみて下さ
返信する
間違えた・・・ (我楽多)
2014-02-19 08:59:22
上の「星のふる街」は「星のふる夜」の間違いです。
スンマソ。
返信する
おいでおいで (Miel)
2014-02-20 04:57:19
そうです。その夢のシーンでした!おいでおいでではなかったですね。しかも掲載時期もこの誘拐事件一年前ですね。でもゆりちゃんが後ろ姿で描いてあったことは覚えてました。で、私がおかっぱって思ってたのは「さよなら星3」の画像にある、チャイニーズっぽい服のゆりちゃんです。ちょっとおかっぱとも違いますね。40年も経つと記憶ってあやふやになるものですね。でもゆりちゃんの髪、短くなったあとすぐまたロングになってたってなかったでしたっけー??

当時のファッションとかも楽しいですよね。パンタロンとかホットパンツ。それにしても衣装持ちの家族だ。

「バレエ星」はもう少しオーソドックスな話だったと思います。そんなにトンデモ展開はなかったような??ママは亡くなるけど、一応ハッピーエンドで。いじわるなあざみさんも最後の一コマで今まではごめんなさいね、と突然謝って

今住んでるところにも実家の方にもこれといった古本屋さんがないのでなかなか見る機会がないのですが。。

我楽多さんのブログ、谷先生のところは全部読んでますよあと昔の漫画関連も。
またちょくちょくお邪魔させていただきますね。
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オシャレさん (我楽多 )
2014-02-20 16:10:35
そうですね。 チャイナ服っぽいゆりちゃんは髪が短いです。
その前はかなり長かったです。きっと切っちゃったんですね。
ゆりちゃんの髪型まではよく見てませんでした。(Mielさん、よく覚えてますね~、そしてスルドイ!)
これから気にしてみます。

当時は気付かなかったけど、すずらんちゃんにしてもゆりちゃんにしても、本当にオシャレさんです。
二人でチョーカーをしてた絵を見た時なんてビックリしましたねー!
谷先生はとても 髪型や洋服の研究をしてたんだな と感じます。
きっと絵を通して 当時の小学生の女の子に
「オシャレになってほしい」 と思ったのかもしれませんね。

「バレエ星」はライバルに、あざみさんとかバーバラが出て来るのですよね?!
バレエをやってる子たちが滝にうたれる修行(?!)をしてませんでした?
石を投げたら大きな岩に当たり、その岩がかすみちゃんに落ちそうになって・・・!
という場面。
これだけでも十分ぶっ飛び展開だと思いますよ~?!

どうぞこれからもお気軽に遊びに来てください。

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