今や 着々と増えつつある(ホントか?!) さよなら星ファンの皆様。
お待たせしました。
さよなら星 谷ゆきこ 10回目でございます。
悲しい事ばかり起こるすずらんちゃん。
とうとうママもさよなら星となってしまいました。
1972年(S,47) 小学三年生 3月号 表紙
ママが亡くなり悲しんでる所に、看護婦さんが
「東京の伊沢バレエ団から、テレーズ先生の舞台出演が決まったから
1月3日に伊沢バレエ団まで来るように」と電話があった事を伝えます。
いい知らせなのに、また何か悪い事が起こるのでは・・・と考える
すずらんちゃんに、
「おかあさんから最後のクリスマスプレゼントだと思えばいい」
と藤先生が励まします。
お正月。
二人は藤先生と ばあやさんと 迎えます。
3日に伊沢バレエ団を訪ねると、
そこには以前駅でぶつかった女性がいました。
彼女が伊沢バレエ団の伊沢八重子先生でした。
テレーズ先生が、テレビ出演の理由を知り大変残念に思ってたので
テレビ局に話して、代わりの子を出してくれたのでした。
自分がやるはずだった役を取られた絵里。
稽古の日 「都合により一週間稽古を休みます」
とウソの張り紙をして すずらんちゃんをだまします。
お墓参りへ行っていた すずらんとゆりちゃん。
帰ると 藤先生から舞台出演を取り消されたと聞き驚くのでした。
張り紙が絵里のウソだったことがわかり、
すずらんちゃんは無事 舞台に出られることになりました。
それから毎日もうれつなレッスンが始まりました。
いよいよテレーズ先生の日本公演第一日目。
出かけようとしたら、ゆりちゃんに熱があるのに気付きました。
まさか ゆりちゃんまでさよならしてしまうのでは・・・
と心配する すずらんちゃん。
本番5分前。
すべり止めをつけて
「なんだか いつものすべり止めと違うみたい」
すべり止めは、絵里が違うものとすり替えていたものでした。
すずらんちゃんは、すべって階段を転げ落ちてしまいます。
代役をたてようとしますが、大丈夫だとわかり
そのまま開幕しました。
すずらんちゃんの踊る場面は わずかでしたが、
その見事な踊りは、観客も出演者も
思わず息をのむほどでした。
テレーズ先生の日本公演は大成功でした。
つづく
1972年 (S,47) 小学三年生
1月号、2月号.3月号より
いつも いつも 悲しい事で終わってしまうので
今回はハッピー な事で締めくくってみました。
前回の、突然のテレビ出演降板。
台本を見ただけですずらんちゃんだとわかる女性。
こういう訳だったんですね。
絵里は、いろいろ意地悪をします。
結局バレちゃうのにね・・・!
でも、自分がやるはずだった「一番下のお姉さん」役を
すずらんちゃんに取られ、お付きの人になっちゃったのは
可愛そうな気もするけど・・・。
でも、だからって意地悪はダメよねー!
テレーズ先生に言われなければ、
衣装も靴も何かしてやろうとしてたんだね(笑)
このテレーズ先生の公演の様子は覚えてますね~。
何しろ、すずらんちゃんの舞台衣装姿がカワイイ
ドレスもだけど、縦ロールの髪型が・・・
「可愛いな」と思った事、覚えてます。
(縦ロール好き)
あと、トゥシューズにすべり止めをつけるという事も
この時初めて知りました。
さて、今回はお正月号から始まる・・・ということで
本誌にも よく知らない人のために と
すずらんちゃんが、今までのあらすじを話してくれてます。
そこに、こんなカットがありました。
これ だれ???!!!
どうやら すずらんちゃん達のパパ・・・みたいなんですが・・。
今までパパは出て来た事が1度も無いし、
これから先に出て来るパパは・・・
まぁ、いいや。
パパに触れるのは のちのち・・・という事で。
初の大舞台で拍手喝采を受けたすずらんちゃん。
でも、谷先生のマンガはジェットコースターなみです。
次回はどんなどん底へ 真っ逆さまに落とされるか?!
お楽しみに (いや、だから、この表現はいいのかっ?!)
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お花にきらきらにドレスに縦ロール、たまりません。すずらんちゃんが踊るシーンを見ると、泣きたいような、ため息をつきたいような、眉を寄せて胸に手をやって小首をかしげたいような、そんな気分になります。うまく表現できませんが。
アップロードも手間な作業かと思いますが、次回も楽しみにしています!
すずらんちゃんは、なんとなく はかなげ な雰囲気を持ってるので
手ばなしで「わー!キレイ~ かわいい~」
て言えない感じなんですよね・・・。
「さよなら星」は、読んだ事ある人には少しでも思い出して懐かしんでもらえるよう、
読んだ事ない人には「次はどうなるんだろう?!」と楽しみにしてもらえるよう、
頑張ってる・・・つもりです
すずらんちゃんはきっと、色々な不幸や邪魔が入らなければ、将来有望なトップクラスのバレリーナなんではないでしょうか?
全く不幸がやって来ない、エリートバレリーナバージョンの彼女にも、会って見たい気がします。
それにしても大人になってから読むと、理不尽さにいらつく程不幸続きなのに、幼少の頃は全て納得してあこがれと共に読んでいたのも不思議です。
私としては、バレエなんかいや!と珍しく泣き崩れるすずらんちゃんを、脇で見ているちょっと覚めたゆりちゃんがツボです。
噴出しをつけると色々なセリフが思い浮かんでしまうのは、私だけでしょか?
「そんなの偶然よ~」とか「今度は私の番って思ってんのかしら~」とか、、今読み返すと懐かしさ以外に別の楽しさもありますね。
さよなら星、益々目が離せません。
次回も楽しみにしていますね。
全く不幸がやって来ない、エリートバレリーナバージョン・・・ですか?!
全く不幸のない谷作品は想像出来ないのですが
それもまた面白そうですね。
ライバルも、意地悪なんかで対抗せず お互い実力で主役の座を射止めようと頑張る!
学年誌ではなく少女マンガ誌あたりだったら、そんなマンガも可能だったかもしれませんね。
今回はすずらんちゃんの晴れ舞台と同時に絵里さんの意地悪も全開ですね。
意地悪なライバルがやりそうなパターンは殆どやってますって感じです(「かあさん星」の時は行方不明のお母さんとの再会の邪魔するってパターンもありました)
次も楽しみ?です。
いや意地悪の、じゃなくて話の展開のことですが^^;
すずらんちゃんは笑顔で「よかったわ。絵里さんをゆるして下さって」と思うんです。
まぁ、何と言うか・・・そーゆーとこがすずらんちゃんなんだよね~。
絵里さんの意地悪もますますエスカレートして行きます。
お楽しみにっ!
(いや、意地悪を、じゃなくて話の展開のことです、もちろん)