2023年11月号が出ました！

　師走が迫っており、来年のことを言えば鬼が笑う‥‥とはいえ、もはや来年2024年のテーマを考える時期に来ています。

　そこで11月号の紹介は駆け足になってしまいます。

　

　　

秋サケ沿岸漁獲速報（10月31日現在） 1,837万尾・66％、363億円・59％と不漁で魚価上向く

　本道沿岸に来遊する秋サケの漁獲は、1,800万尾を越えたが、1全道的に終漁を見据えた操業になっている。ほぼ5万㌧台前半の予想が固まったことから魚価が上昇し、水揚げ金額は360億円を突破し前年同期の6割。10日間で160万尾を上乗せしたが、10月上旬の580万尾をピークに、中旬の320万尾に対し半分に下降しており、多くの地区で終漁もしくは網揚げの準備に入っている。道漁連の日報では10月末で5万㌧、11月10日で5万3千㌧となり、5万㌧台前半の不漁が確定した。

　道連合海区漁業調整委員会のまとめによると、10月31日現在の秋サケ沿岸漁獲速報は、1,836万5,134尾で前年比65.7％。前年より約960万尾少ない。金額は363億65万円で同59.3％と約249億円少ない。1尾当たり単価は10月上旬の1,700円台から中旬の2,000円台、さらに2,300円まで上がってきた。

　系統群別でみると、前年を上回っているのは皆無で、えりも以東の111万5,551尾・93.8％、オホーツクの1,328万3,856尾・75.7％、根室の226万4,475尾・71.7％が比較的健闘しているが、えりも以西（23万6,770尾・24.3％）、日本海（146万4,482尾・28.7％）の落ち込みがめだつ。地区別ではえりも以東東部が53万796尾・122.3％、オホーツク東部が678万8,733尾・104.7％と前年を上回っている。

網走管内秋サケ漁獲速報（10月31日）

尾数1,100万尾まで伸び、重量3万3千㌧超へ

単価が前旬に比べ上昇、金額217億円と前年の75％に

　網走海区漁業調整委員会によると、網走管内の秋サケ漁獲状況は、10月31日で1,100万尾と前年比82.5％、重量では3万3,662㌧で88.8％となっている。平均単価が㌔629円から644円に上昇、平均目回りも3㌔アップ（3.06㌔）を維持しており、水揚げ金額は216億7,975万円と前年比74.5％（前旬71.1％）まで追いついてきた。

　北見管内は、11月に入っても唯一活発な水揚げが続いており、網走と斜里第一が10日現在で7千㌧台を全道トップを争い、次いでウトロが4千㌧台で続いている。

2023年（令和5年）11月10日（金）発行/北海道漁協系通信第6754号

米国が道産ホタテを調達、消費支援

海上自衛隊「艦めしーふーど」に道漁連、ほたて振興会が感謝状

全さんま10月末の水揚げ状況を発表

1万5千㌧突破・前年比40％増、道内9,500㌧・37％増

道議会水産林務委員会でシシャモ不漁原因を質疑

高水温、親魚不足に対し、河川のそ上を促し効果的な放流を

9月の農林水産物・食品の輸出（農林水産省）

水産物330億円・2.7％増、中国向け99％減、ホタテ皆無

道産水産物流通・輸出の連絡協議会

道内港からのホタテ輸出は中国から米国にシフト

207億円緊急支援事業の申請受付スタート

「新規需要開発」と「国内加工体制の強化対策」

スルメイカ漁の10月末動向

道内1,130㌧で前年比６割弱の極端な不漁

10月は㌔１千円の高値、釧路が600㌧を水揚げ

30日（木）、鮭漁師祭り～鮭日本一のまち斜里町～

2023年（令和5年）11月7日（火）発行/北海道漁協系統通信第6753号

水政審資源管理分科会で山川卓東大準教授を分科会長に選任

資源管理基本方針のTAC管理にステップアップ導入を承認

ステップ1に入る前に「十分なデータと議論」で漁業者の理解を

水産庁がスケソウなどの新しい資源評価示す

日本海北部系群の豊度高く、2024年漁期TAC2万㌧超か

第124回「浜のかあさんと語ろう会」

道漁協女性連会長ら３名が道産ホタテを都民にPR

令和5年度秋の叙勲　川崎一好前道漁連会長に旭日小綬章

令和5年度水産功績者に全さんま八木田組合長

2日から東電が3回目のALPS処理水の海洋放出

公明党北海道本部政策懇談会

アルプス処理水対策、資源管理、経営強化、赤潮対策を

不振魚種の補償維持、安全操業の継続、栽培施設の支援も

道庁前庭に長蛇の列　大好評赤れんがホタテ祭り

「食べて応援!北海道 赤れんがホタテ祭り」大盛況 ホタテ串焼き1日1,000串限定、長蛇の列が

　

　道産ホタテの消費拡大キャンペーンとして「食べて応援!北海道 赤れんがホタテ祭り」が3日から道庁前庭で開催され、大勢の市民が集まって熱々のホタテ串焼きを味わった。
　この催しは「食べて応援!北海道 赤れんがホタテ祭り」実行委員会が主催し、道産ホタテ串を1串 500 円で販売し、ホタテ串購入者には協賛しているポッカサッポロ北海道の商品（リボンナポリンかポッカレンモン）をプレゼント。5日まで各日、先着 1,000 串限定販売とあって午前11時の販売開始前から買い求める客が行列をつくり、一人で何串も買っていく人も多かった。
　ホタテに関しては、中国の禁輸で苦境に立つ生産者を応援する世論が後押しして一種のブームを醸成。道職員も休日出勤で大勢がイベントをサポートし、実際に食べた人からは「美味しい」と大評判だった。