本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月に入り、えりも以西を除き、全道的に終漁を迎えている。上旬から中旬までの10日間で約55万尾漁獲され、うちえりも以西が41万尾を占めた。日高地区は終漁したが、胆振、噴火湾、道南の漁獲が続き、どの程度か注目される。魚体はいぜん3㎏前後と小さく、前年同期に比べ水揚げ尾数3割増となったが、重量は伸び悩んだ。価格は昨年㎏1,000円超えていたが、今シーズンは700円台とかなり下方修正された。
道連合海区漁業調整委員会によると、11月20日現在の秋サケ漁獲は全道で2,706万6,041尾と前年同期の132.6%。漁獲金額は435億3,672万円と同78.0%。
地区別では、尾数で前年を大幅に上回ったのは、えりも以西の日高、えりも以東の東部・西部で前年の2倍前後。根室の北部・南部も前年の1.5倍以上となっている。えりも以東と根室が金額で前年を上回っている。逆に日本海は尾数で3割減、金額で6割減となった。
道漁連の集計では、11月20日現在で約5万9千㌧と前年比17%増。中旬で1,700㌧の上積みにとどまり、多くの地区が終漁する中で6万㌧弱となりそうだ。
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