4月末現在の道水産林務部水産振興課普及指導員のまとめによると、日本海沿岸ニシンが5千㌧を突破し、2020年、2021年の3千㌧台を大幅に上回っている。すでに主産地の石狩、後志北部は終漁し、それぞれ2,700㌧、1,000㌧と過去最高の水揚げが報告され、現在は留萌管内の水揚げが1,300㌧と、全体の漁獲量を押し上げている。後志南部や桧山でも来遊が増え、日本海ニシンの来遊範囲は広がりつつある。
札幌市中央卸売市場の取引価格動向を見ると、ニシンは全道から4月中に112㌧が入荷し、前年の2.3倍に増加した。石狩、後志、留萌などの日本海以外でも根室や網走からの入荷も多かったが、金額は3,566万円と3倍以上となっている。平均㎏単価が317円と前年同期の35%アップで取引され、前年より価格が安定した。
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