絶好調の日本海 秋サケ定置(石狩)
本道沿岸に来遊する秋サケの漁獲は、9月下旬から盛漁期に入り、全道で1,100万尾と前年同期の7割近くまで追い上げている。一方、漁獲金額は魚価の異常高騰で398億円と15%以上も前年同期を上回っている。
道連合海区漁業調整委員会のまとめによると、全道の秋サケ漁獲尾数は、盛漁期に入って伸びているとはいえ、1,121万2,241尾と不漁だった前年同期に比べ541万尾も少なく、いぜん33.6%減と大きく下回っている。
一方、漁獲金額は、398億330万円と前年同期に比べ53億6千万円、15.6%の増加。魚価は異常高騰し「無いモノ高」の相場が続いている。
系統郡別では、オホーツクが676万尾で前年同期の71.8%。金額では256億円と同131%。次いで日本海が164万尾で、44億9千万円。前年同期より尾数で4割以上、金額で2倍以上も増加、根室の138万尾、えりも以西の85万尾、えりも以東の58万尾を上回っている。
道漁連の日報では、14日に1000㌧弱の水揚げがあり、4万㌧に達するなどピークを迎えている。今後は中期群が厚い網走管内、日高管内の水揚げ動向が注目される。
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