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日本海北部系群スケソウ資源管理方針検討会 沿岸TAC7,900㌧(β=0.9)、沖底5年間1万㌧固定要望

2020-12-24 10:27:13 | ニュース

 日本海北部系群スケソウ資源管理方針検討会(第3回)が12月23日、小樽市内で開かれ、来年以降の漁獲シナリオについて議論した結果、沿岸業界はベースケースに基づくβ=0.9(安全係数)で繰越上限が当初TAC(7,900㌧)の5%を希望したのに対し、沖底業界は5年間の漁獲量を1万㌧に固定し、6年目以降をβ=0.8(繰越規制なし)とする案を要望した。

 日本海北部系群は、2019年の親魚量が限界管理基準値以下にあり「資源再建計画」を策定する。目標管理基準値まで10年間で達成不可能なため、暫定管理基準値を設定し。2031年漁期までに親魚量が17.1万㌧を50%以上の確立で上回ることを目標とする。資源再建計画は2年ごとに達成状況を検証し必要な見直しを行う。

 進行役の藤田仁司資源管理部長が「二つのシナリオが要望され、水産庁として両方の意見をしっかり示す形で最終取りまとめを行い、パブコメに出し、水政審に諮問する」と約束した。



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