本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、前年に比べ尾数は上回っているが、3㎏前後の小型魚が多いせいもあって金額は下回っている。
道連合海区漁業調整委員会によると、9月20日現在の秋サケ漁獲は全道で418万2,776尾と前年同期の133.6%。魚体が小型で1尾当たりの単価が4割以上低下しているため、漁獲金額は78億892万円と同75.4%。
地区別では、尾数で前年を大幅に上回っているのは、えりも以西・日高で前年の3倍以上。えりも以西が金額でも唯一前年を上回っている。日本海は南部・中部が不振で、金額が4割近く下回っている。オホーツクも金額で3割下回っている。
道漁連の集計では、25日現在で重量トン数が前年を下回っており、小型化の影響は深刻。10月にピークがずれ込んだ場合、魚体がある程度、回復するのか注目される。
▷オホーツク=2,493,050尾(125.3%)、4,835,957千円(70.2%)▷根室=583,244尾(157.7%)、1,088,290千円(85.5%)▷えりも以東=425,210尾(147.3%)、805,006千円(85.3%)▷えりも以西=333,162尾(187.6%)、615,196千円(118.7%)▷日本海=348,110尾(114.0%)、464,471千円(63.4%)▷総計=4,182,776尾(133.6%)、7,808,920千円(75.4%)
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