水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

道議会水産林務委員会で道開発予算要望報告 水産公共179億1,800万円で前年度比170.9%

2021-07-06 15:59:48 | ニュース

 道議会の令和3年第2回定例会は2日、18日の会期を終了し、補正予算などを可決承認して閉会した。

 午前中に常任委員会を開催し、水産林務委員会(佐藤禎洋委員長)では、令和4年度北海道開発予算要望の概要が報告され、新型コロナまん延等重点措置が解除されたあと、中央要請を行う。

 道開発予算要望の水産林務部関係分は、国土強靱化5か年加速化対策を含め356億8,600万円で、前年度比175.6%。このうち、水産公共は179億1,800万円で道170.9%。内訳は水産基盤整備が173億2,400万円(前年度比175.1%)、漁港海岸5億9,400万円(同100%)となっている。なお事業の新規採択要望数は、水産基盤整備31地区、漁港海岸3地区。


8月3日、定置漁業研究報告会をオンラインセミナー形式で

2021-07-06 15:53:21 | ニュース

 (一財)東京水産振興会(渥美雅也会長)は、(一社)日本定置漁業協会の協力を得て、長谷成人理事(元水産庁長官)を中心に行ってきた研究会による成果をオンラインセミナー方式で発表する「定置漁業研究報告会〜持続的漁業を次世代につなぐために〜」を8月3日午後1時30分から開催する。参加申込は「東京水産振興会ホームページ」から行う。定置漁業研究報告書は、水産振興ONLINE「資料館」で公開している。


7月15日、道機船連が令和3年度全員協議会

2021-07-06 15:52:58 | ニュース

 道機船連(風無成一会長)は、7月15日午後1時30分からホテルポールスター札幌で令和3年度全員協議会を開催する。全員協議会終了後に、東大水産開発学研究室の阪井裕太郎准教授が資源管理について講演する


サンマのロシア操業9月から、解禁は前年通り

2021-07-06 15:51:08 | ニュース

 全さんま(全国さんま棒受け網漁業協同組合、八木田和浩会長)はロシア水域の操業を8月は回避し、9月からとすることに決めた。また、出漁日は、前年と同じとする。大臣許可の10〜20㌧未満は8月10日、20〜100㌧未満は同15日、100㌧以上は同20日となる。10㌧未満の知事許可船は7月22日から。

 昨年のサンマ水揚げ漁は前年の3割減の3万㌧弱と1981年以来最低となった。本道も1万1600㌧(前年比54%)と低迷した。単価は全国で㎏480円、北海道549円と高騰した。


6月の道東沿岸イワシ漁好調、魚価は㎏40円前後

2021-07-06 15:47:32 | ニュース

 道東沿岸のイワシ漁が好調で、6月の水揚げ量は、花咲、厚岸、釧路を合わせ3,400㌧余となった。ロシア水域のサケ・マス流し網の代替として始まったサバ・イワシ棒受け網には30㌧未満の小型船は15隻が出漁し、7月末まで操業する。

 漁業情報サービスセンターによると、6月の漁獲は主力の花咲が1,756㌧と前年同期の1・8倍、㎏平均単価37円。厚岸が1,086㌧(39円)で同2倍だった。釧路にも小型船が571㌧を水揚げしたが、魚価は㎏40円前後にとどまっている。

 道総研釧路水試は、6 月のマイワシ分布量が5月より増加し、マイワシは 16~18cm台が主体と予想していた。

 なお、6月の全国の生鮮マイワシの水揚げは約7万㌧と前年同期の1・8倍。魚価は㎏平均単価が49円。6月末からは道東沖のまき網漁が始まり、3船団が1,500㌧余りを初水揚げしたが、小型中心でミール原料に回った。